尋常じゃない暑さと諸事情により、ほぼ浴衣で過ごしています。
 
竺仙の菊模様の絹紅梅。
 

絹紅梅の「紅梅」とは、紅梅織のこと。紅梅織とは、地糸よりも太い糸、または数本の糸を、経糸か緯糸または経緯の両方に一定の間隔で織りこみ、格子状の畝を表面に浮き立たせた薄手の平織物。「勾配織」もしくは「高配織」とも書きます。「紅梅」は当て字です。この畝で、皮膚への密着を妨げ肌にはりつかせないので、風通しの良いさらりとした着心地になります。

 

 

絹紅梅は、地糸は絹糸で、織り込んだ太い糸には綿糸をつかわれます。割合としては、絹85%綿15%くらいでしょうか。製造元によって違いがあるようです。

菊の花の意匠は花火っぽい

西村織物の紗献上の博多帯をコーディネート

 
絹紅梅にあわせる帯〆はレースくらいがちょうどいい