本場大島紬の絣糸づくり「糊張り」/ 2018年7月奄美大島きもの文化検定工房見学会 その5 のつづき^^/

 

「糊張り」の実演が終わってから、再び、夢おりの郷へ戻って講義がありました…φ(.. )

奄美大島についてから、間髪入れずに「泥染め」「糊張り」の工程体験だったので、ここへきてようやく、夢おりの郷が「奄美サンサン王国」で「本場大島紬大学」だと知る…(^_^;)

奄美サンサン王国ことの夢おりの郷は龍郷町にあります。

 

左の方は糊張りの職人さん。そして右のアロハシャツを着た方はバスの中でタイムキーパーもびっくりの時間に正確で面白いお話をしてくださったので、「プロよりもめちゃくちゃ大島紬に詳しいツアーガイドさんがいる!!!それだけ奄美大島にとって大島紬は重要な産業なんだなあ〜、すごいなあ〜」と感心していたのですが…、何と、夢おりの郷の前社長の南祐和さんでした。プロ中のプロの方でした…(⌒-⌒; )

 

現社長の南晋吾さんのお父様で、奄美サンサン王国の大統領です。

後入りで状況がまったくわかってなかったワタクシ。

「なんで、王国なのに大統領???」と突っ込んでしまいました…@@;

そして、しばらくガイドさんだと勘違いしておりました。大変失礼致しました(^_^;)

 

左はハブや蘇鉄をモチーフとした龍郷柄。一元絣で13算。

右はサンバラという竹籠をモチーフとした秋名バラ

 

以下、覚書です。

 

●算(よみ)●

算は経糸の本数。(一部については緯糸にもつかわれる)

!cmの間に糸が何本入るのかを表す数×2。

経糸80本が1算。15.5算が主流で、龍郷や地空き柄は13算。

13×80=1040本、15.5×80=1240本、18×80=1440本、の経糸ということになります。プラス耳の糸。
筬幅は同じなので糸の太さが違う。18算は糸が細くなる。
 
●マルキ●
経糸に含まれる絣糸の本数の単位がマルキです。経絣糸80本を1マルキ。
マルキ数は、5マルキ、7マルキ、9マルキ、12マルキに分類されます。
現在、夢おりの郷では15.5算 9マルキカタス方式でタテ絣401本の絣がつかわれている。
 
ーーー
 

絣筵の絣と意匠図設計図の品(絣糸の単位)をあわせてみる。

 

●間(ケン)●

絣は線上に柄が乗る場合と線中に柄がでる場合がある。

 

●品(シナ)●

品は繰り返す柄の数のこと。絣糸の単位。品を少なくするとコストが少なくなる。

例えば、柄の数で560種類あると560品。

 

この方眼紙の番号が品の番号となっています。これは経絣糸となります。

 

う〜ん…。

大島紬、難しい…(T▽T;)

 

夜は、ばしゃ村で星空バーベキュー☆

ワタクシ、この時は動けず、、、大変にご親切な方がお料理をとってきてくださいました。

ありがとうございました!!!

 

夢おりの郷の南家の皆様の島唄。

左は愛子さま。真ん中は香織さん。香織さんには早稲田のきもの学でお世話になりました。

 

染めた泥染めのショールの発表会がありました。

皆さん、とっても上手♡

 

糊張りをやった河原で絞りを解き

お食事の前には蒸して乾かしてくださいました〜♪

 

よくできたお祝いなのかな…、南さんからプレゼントがありました。

ワタクシは龍郷柄の印鑑入れ。嬉しい\(^_^)/

 

そして最後は踊る。南の島は必ず踊って〆♪

 

奄美の旅レポつづきます。

 

が、しばしお休みをいただきます。

 

:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 Facebookページに「いいね!」をくださる皆さまありがとうございます。

相互交流までの余裕がなく心苦しく思いますが、励みになっております。
皆さまの寛容さと染織に対する好奇心が私の原動力です♡

 

「きものカンタービレ♪」のFacebookページ矢印