和装は、男性も女性も、着物でも浴衣でも「右前」に着装します。

 

自分で着付けをする時は、右手に持っている衿の先を自分の身体に合わせてから着る、右側の身頃が自分の身体に近くなる、手前にくるから「右前」です。この「右前」という言葉が誤解されやすく面倒なことになっているような。。。


● 必ず 右手が懐に入るように 着付ける。

● 相手からみたときに衿合せは「y」の字。

 

と覚えておきましょう。

 

昨今は鏡をつかった自撮り写真のインスタなどへの投稿で、「左前」の着姿に違和感がなくなってしまったということもあるようですが、左前は仏式の死装束である経帷子の衿合せです。生前とは逆の衿合せをして死後の世界へ送りだすものですので、忌まれ縁起が悪いものとされています。

 

着物も浴衣も、着方は自由ではありますが、これだけは知っておいてほしい。

 

現代においては、日本人でも着物を着るということが特別な状況になってしまったのですから、知らない方や間違える方がいるのも仕方がない…というか、それも自然な流れだと思います。

 

なので常識の一言で糾弾するのではなく、何度も何度も、繰り返し繰り返し、同じことを語る。とくに花火大会など浴衣を着る機会が多くなるこの時期には、懇切丁寧に伝えていくことが必要だと思っています。

 

着慣れない浴衣でのお出掛けも、夏の夜空の花火の美しさと共に、素敵なものとなりますように。
そしてその経験が 「もっと着物を着たい」という想いへと繫がりますように♡

 

 

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