夏の暑さ対策と着物のお手入れについて、たくさんご質問をいただいております。ひとまずは過去記事から検索いただければ幸いです。落ちつきましたら、またご紹介しますね。
 
毎日着物生活を実践してからわかったことはたくさんあります。扱いやすい素材とそうでない素材があるということ。いわゆる本物といわれる高級品が扱いやすいかというとそうでもないこと。それぞれにメリットとデメリットがあるのです。建築資材にとても似ています。
 
着物や帯は反物として売られています。それはお仕立てをして着るものです。着物は着て、お手入れして、さらにその後、また着てみないことには、着心地も耐久性も堅牢度も、実際のところはわからないと思います。つくり手も悉皆屋もじつはその後をご存じない…ということがほとんどです。
 
< 快適な着物生活をするにはどうしたらいいのか >
 
それは身を以て経験値をつむこと。自腹で購入することも大切です。人の経験は参考にはなるでしょうけれど、体感も価値観も好みも、そして人生観も人それぞれです。私と同じ人はいないし、貴女と同じ人もいないのです。
 
ちなみに「経験をつむ」というのは、ただ体験するという意味ではありません。考えつつ実践し、さらに書き残し整理する、そしてこれを繰り返すことです。経験することで、新たに組み合わせることもできれば、さらに選択肢が広がることもあります。
 
そして「自分はどんな着物生活をしていきたいか」ということ。
これに尽きるでしょうか。
 
「きものカンタービレ♪」をみて、今日は着物を着よう!っという一歩になれば幸い。そして、その後の着物生活のヒントになれば嬉しいです♡
 
 
【6月28日の装い】東京◇晴れ(湿度64%) / 最低気温25℃ 最高気温32℃
 
やや灰色がかった緑色の琉球壁上布。日本の色の名前でいうと、老竹色でしょうか。
年を経た竹のように着る人も年を経た印象になってしまう渋さがあるので、あえて帯〆は臙脂色をチョイスしています。

 

腰原きもの工房の腰原淳策のユキノシタの絽の染め帯をコーディネート。こうしてみると、絣が雪のようにで、ユキノシタの帯にあっているかもしれない…。

 

バッグは松枝忍の古布コラージュ

草履は菱屋カレンブロッソのカフェぞうり、日傘はKOMON HIROSE の特注お誂え。江戸小紋の両面染めです。

 

 

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