遠近法の両解釈を巧みに利用し三次元表現の限界に挑戦している版画家で夙に有名。
世界最大級のエッシャーコレクションを所蔵するイスラエル博物館から150点が日本初公開です。
この展覧会はいわゆる画家の軌跡を辿るのではなくて、8つのキーワードからエッシャーの独創性を探る構成になっていました。
エッシャーが日本で広く知られるようになったのは、1968年〜70年に「少年マガジン」で紹介され、大ブームになったから。当時の少年マガジンは「巨人の星」と「明日のジョー」が連載中で絶大な人気だったのです。
エッシャーといえば、錯覚からみえる図形変形
「メタモルフォーゼⅡ」エッシャーによって刷られた初版も展示されています。
3枚の紙シートを貼り合わせた上に20枚の版木をつかって刷られてたもの。
抽象的なものがどんどん具象的に変化していくものでエッシャーの構図の原点。
エッシャーは科学から着想を得て数学的理論に発展させ幾何学的表現をした印象が強いですが、習作のスケッチなどをみるとその細かな線に驚きます。
こちらは、エッシャーが描いた「菊」
展示会場にはこんな隠れエッシャーもいます。探してみましょう♪
でんぐりでんぐりが描かれた壁にはスコッチテリアの椅子。
※展覧会会場内での撮影及び「きものカンタービレ♪」への掲載の許可をいただいております。
みんなが知っているような芸術もどんな見方をして楽しむか人それぞれ
きっとエッシャーの世界に入り込むより人に酔いそうな予感がしますが、それもまた面白い構図かもしれません。
:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
Facebookページに「いいね!」をくださる皆さまありがとうございます。