夏がやってくると琉球の布がいっそう恋しくなります♡

 

「南の風•紅型と自然布」展が青山のitonosakiにて開催中です(〜6月17日まで)

 

itonosaki店主のセレクトによる、琉球在中の作家さん、琉球出身の作家さん、琉球で染織を学ばれた作家さんの展示会。商品のラインアップにも店主のセンスが活きています。「itonosaki」というお名前、糸の先にあるものをみていらっしゃるようでとてもいいネーミングですね。

 

左から、下地康子さん、堀口度子さん、朝香沙都子、宮城友紀さん。この日はいらっしゃっていませんでしたが、西川はるえさんの作品もあります♪

 

下地康子さんのストール

生糸に宮古の苧麻糸、カディ(インドの手紡ぎ糸)と、あえて伸縮率の違う糸をつかって質感をだしていらっしゃいます。着尺としては安定しないと思いますが、ストールなら糸の質感もそれによって生まれるシボも空気を感じることができてしかもストールして落ちにくい。

 

堀口度子さんの経糸、緯糸、手績み苧麻の上布。会場でも糸を績んでいらっしゃいました。糸の質感が残る布をつくられています。そして色がキレイ。上は紫檀で染めたもの、下は紅露と琉球藍。

左は綴れ織り、右は刺し子。既成概念にとらわれず糸がお好きなんだな…とわかる布たちでした。

 

宮城友紀さんの紅型

蜂の巣にミツバチ

こちら、はじめて知ったのですが、沖縄では菊を栽培するときに夜間に照明をあて季節外に菊を出荷させる電照菊という栽培法があるのだとか。それがイルミネーションのように美しいので現地では「キクミネーション」というのだそう。やーん、素敵素敵。鳥も可愛い♡

 

西川はるえさんの経糸は手紡ぎ蕁麻、緯糸は手紡ぎ大麻と蕁麻の半幅帯。琉球藍とラックの色が西川さんらしい。

 

照りつける太陽そして青い空と海がある地ならではの明るい色彩だったり、素朴で植物を肌にふわっと纏ったような風を感じる質感だったり…。着物好きの方ならきっと、このワクワク感がわかると思う^^;

 

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