相撲観戦の楽しみに、力士の「入り待ち」と「出待ち」があります。

 

出待ちをしていたら、同じく出待ちをしている方(常連さん)に「貴女は何で初場所だけ出待ちするの?」と聞かれました。着物姿は目立ちますので覚えられやすいのですが、それでも初場所だけ…とは鋭い(*_*)

 

大人気の阿炎(あび)にスッゴクいい笑顔をいただきました♡

 

出待ちは取組と時間がかぶります。出待ちをすると取組をみることができません。なので初場所は出入り口に近い西の後ろのマス席をできるだけキープ。

 

怖そうなのですが…、度々ツーショット撮影に応じてくれる松鳳山とカメラ

 

夏場所ではなく、超寒い…初場所にあえて出待ちをしています。

 

それはなぜか…。

力士の「一つ前」の姿がみたいからです(-_☆)

 

力士は自分の取組が終わると、お風呂に入って汗を流し、浴衣に着替えて帰っていきます。夏は浴衣ですが、冬は浴衣に着物を重ねて一つに揃え一度に前に打ち合せて着ています。この着方を「一つ前」といいます。長襦袢の代わりに着物の下に着る浴衣のことを「下馬(したうま)」といいます。この着姿がカッコイイのです(〃∇〃)♡

 

英乃海とカメラ

伊達衿のようにみえますが、伊達衿ではなくて下馬。このように衿をちょっとだして重ねて着るのがオシャレ〜♪


一つ前は通常の襦袢を着て着物を着てというような一枚づつ重ねて着るよりも足さばきが良いのだそうです。

 

千代の国はマスコミの方に囲まれていました。

 

下馬付きの一つ前の着方は湯上がりの後に着るものなので部屋着というか寝間着に近い感覚なのだと思います。

 

大栄翔とカメラ

※明生関と大栄翔関を間違えておりました。訂正しお詫び申しあげます。

 

ちなみに普通に長襦袢、着物と一枚一枚前に打ち合せて着る着方は「てんでん前」といいます。「てんでばらばら」という各人の考えや行動に統一性がないの意からきた言葉からきています。

 

黄八丈っぽい紬がお似合いの蒼国来とカメラ

 

西側のマス席が取れたら出待ちをする。

なので初場所は2日以上通うことになるのです。

 

大相撲も残すところあと2日。

栃ノ心は賜杯を手にできるのでしょうか!

 

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