相撲も着物も、取り巻く環境がとても似ているように思います。
日本の国技である「相撲」が日本人だけではたちいかなかったというのは、日本の民族衣裳である「着物」が日本の絹(綿や麻もですが)だけではつくれない…という状況に通じるものがあります。
そして着物を買わないし着ることがない人も、リオオリンピック2016閉会式での小池百合子東京都知事の着姿に物申すし、今回の日馬富士の事件や相撲協会に対しては、相撲観戦に興味がない人もまるで評論家のよう…。
どちらも日本人のアイデンティティゆえ…ということでしょうか。
だったら、常日頃から日本人は着物を買って着て欲しいし、相撲観戦にもぜひ行って欲しいものです。本場所はチケットが取りにくい状況ではありますが、花相撲という巡業や興行もあります。
着物が売れなければ、つくり手は着物をつくることができませんし生活もできません。相撲は魅力的な力士がいなければ興行が成立ちません。
そして、メディアはここぞとばかりに叩くのではなく、日頃から良いところもとりあげて欲しいものです。
昨日、国技館にあった日馬富士のパネルが撤去されたそうです…。
このような形になってしまったこと、やるせない想いです。
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