レポが溜っておりますが、明日から再び旅にでますので、会期が短い展示会を優先してアップします♪

 

左が和棉染織家の白井仁さん、右が和更紗染めの中野史朗さん

お二人の作品展が、古民家ギャラリーしあんにて開催中です(〜 26日まで)

 

和棉は素材としての絶滅危惧種。

今私たちの周りにある綿といわれる素材はほとんどが米綿といわれる長毛の繊維です。産業革命以降、量産化と効率化が求められ機械紡績が主流となったゆえに、それまで日本で栽培されていた短毛繊維である和棉(アジア棉)はつくられなくなってしまいました。短毛繊維は紡績に向かないのです。

 

そして更紗という技法もまさに絶滅危惧種。

型紙に紗張りをせず文様が抜けてしまわないようにつなげるところと消すところもあり、多色ではなくても図案に対して十数枚の型紙をつかうことになります。

 

とんでもなく手間のかかる和棉の生地にとんでもなく手間のかかる更紗の型紙で染めるという…。なので年間を通してこのコラボができるのは2枚が限界なのだそう。

 

左が新作のタペストリー。

手紡ぎの和棉の絣地に(仁さんは絣もお得意)、和更紗で染めたもの。

 

そして、昨年復元したシャム更紗のタペストリーを色違いで帯に!

グッと粋な現代的な感じになってます。この和棉の帯の締心地が気になる〜。


仁さんの藍の縞には不思議な立体感があるのですが、その秘密!?を知ってどうしても欲しくなったので、名刺入れを。染織関係の方々と名刺交換するときに、名刺入れは目に入りやすいので、これは!?と思う素敵なものをつかっているのです。

明日からの旅ではこれが活躍するかも。

 

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【11月24日の装い】東京◇晴れ(湿度41%) / 最低気温8℃ 最高気温16℃

 

どこもかしこも暖房が効きだしたので、防寒のニットケープの下は単衣です。長襦袢は楊柳の夏仕様。

やまだ織のダイヤ柄の本塩沢にれえすの花の雀の刺繍帯をコーディネート

 

 

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