気温が10℃〜20℃のわずかな期間が、私にとって袷の着物を心地よく楽しめる季節です。

 

着物の欠点は何といっても着脱ができないこと。なので暖房が入る真冬になるとまた単衣を着ることが多くなるという…。現代は真夏も真冬も自然の摂理に逆らうように冷暖房が効き過ぎです。室内外の温度差を激しくしすぎるのはなぜなのかしら@@;

 

【11月6日の装い】東京◇晴れ(湿度61%) /最低気温11℃ 最高気温19℃

 

バンジョー柄の久米島紬に崎原千枝美の読谷山花織の帯をコーディネート。

バンジョーとは琉球絣にみられる階段状の柄で番匠という大工がつかう曲尺が由来。泥染めに紅露と福木の黄色のインパクトが強く民芸色が打ち出ている絣文様ですがその勢いを含めて好みです。

 

日傘は大井川葛布の葛布です。数年前までは秋に日傘をさしていると驚かれたりしたのですが、今では普通に。着物という伝統ある衣裳でも気候に応じて利便性を求めて変化していくのは自然なことです。もともと琉装は対丈ですしね。

 

崎原千枝美の読谷山花織は刺繍のように色糸を織り込む手花織と緯糸で模様を浮かせる緯浮花織になっています。緯糸は草木染めです。

 

帯〆と帯あげは着物と帯の中の色をつかってバランスをとっています。

 

 

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