夏の着物は薄物といえど、冷房の効いた室内では心地よいですが、炎天下の真夏の空の下を歩きまわるのに向いているとはいえません。でも秋めいてきた今ぐらいの気候なら、薄物の着物で歩きまわっても汗をかかず、風を通してくれて快適なのです♡

 

ですが、透け感は見た目に涼感を与えるものですので、やはり真夏の装いのためにとっておきたい。なので、夏物である薄物の着物を9月に着るときには、あまり透け感がないものか、もしくは透け感を無くす着方をしています。

瑠璃色地の琉球壁上布は白地の襦袢ですと透け感がでますので、あえて墨色地の襦袢で透け感を抑えています。

 

ちなみに白地の長襦袢ですと、曇天でもこれぐらいの透け感があります。

 

【9月11日の装い】東京◇曇り(湿度64%) / 最低気温22℃ 最高気温30℃

 

瑠璃色地にトゥイグワーの琉球壁上布に竺仙の秋桜の麻帯をコーディネート

竹に雀の日傘は廣瀬雄一の江戸小紋の両面染め、古布コラージュのバッグも竹に雀。

帯揚げは絽、帯〆は強い臙脂色でパキッとさせました。

開花時期の長い秋桜は夏から秋まで着用できます。

シーサーの帯飾りは八重山上布の上原久美

 

NHK文化センターの長崎巌先生の講義は「染織と絵画の境界線」

墨や顔料で生地に直接模様を描く描絵の技法から防染糊をつかう友禅までの加飾表現を学びました。辻が花にみられる絞りの糸目の暈し、線描、そして強調のための墨絵。辻が花から慶長小袖、そして友禅染の出現までの写実的絵画表現の流れをハッキリと掴みました(-_☆)キラーン

写実的表現が生まれたことによって起こったより絵画的表現、美術染織と工芸、そして光琳模様の流行と友禅模様という謎解きと扇面など限られた空間で表す模様表現の技法が名称になっていくまで。充実した講座でした!

 

江戸時代の小袖の復刻。慶長小袖は帯にしたら良いかもしれない♡、と妄想が広がる広がる…・:*+.\(( °ω° ))/.:+

 

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