浴衣を着物として着るならおススメは絹紅梅。夏の高級浴衣のひとつですが、白半衿付の長襦袢と白足袋を身につけることによって、軽い日常の着物として着ることができます。都心のホテルでもランチぐらいならワンピース感覚で許容範囲かなと。絹紅梅は長襦袢を着て着物として着ても素肌の上に着る綿コーマの浴衣よりも涼しいです。とにかく蝉の羽の如く軽くて着心地が良いので、1日中着ていても疲れません。

 

絹紅梅の「紅梅」とは、紅梅織のこと。紅梅織とは、地糸よりも太い糸、または数本の糸を、経糸か緯糸または経緯の両方に一定の間隔で織りこみ、格子状の畝を表面に浮き立たせた薄手の平織物。「勾配織」もしくは「高配織」とも書きます。「紅梅」は当て字です。この畝で、皮膚への密着を妨げ肌にはりつかせないので、風通しの良いさらりとした着心地になります。


絹紅梅は、地糸は絹糸で、織り込んだ太い糸には綿糸をつかわれます。割合としては、絹85%綿15%くらいでしょうか。製造元によって違いがあるようです。

 

絹紅梅は生地の名称です。それに加飾方法として型染めや絞りがあります。

 

こちらは型染め

藍染めだけでなく、紅型もあります。

こちらは絞り

 

絹紅梅のきものの難点は軽くて空気を含むので、提灯のようになりやすいこと。
長時間の正座などでは着崩れしやすいです^^;

 

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