5日間の滞在がひと月ぐらいに感じるような旅でした。

それもそのはず、ほとんど寝ていないのだから…@@;

 

臨場感があせないうちに、博多祇園山笠のクライマックスである「追い山笠」のレポだけチラッと。

 

博多祇園山笠は7月1日から15日間にわたっておこなわれる神事です。博多の人形師によって手がけられる14の飾り山笠と8の舁き山笠があります。

 

追い山笠は、舁き山笠(一番〜七番)と走る飾り山笠(八番)が、最終日の午前4時59分に勝鬨をあげ櫛田入り(櫛田神社へ入って境内の旗を一周する)し、博多の町へと飛び出していきます。そして二番、三番と5分置きに出発。5kmのコースを1tの重さの山笠を担いで走り抜けそのタイムを競います。

 

沿道は見物で尋常ならざる人垣ができ、見るのは絶対無理だから、午前2時ぐらいから冷泉公園に集合する山笠の写真を撮ってホテルへ帰る、とご一緒していた方にはいわれていたのですが…、追い山笠を見なければ当初の目的が果たせないので、どうにも釈然としなかった私。

 

そこへ救いの声が…

 

「ブログやってる有名な方ですよね、 見る場所は決まっていますか? 良かったらうちの工房の前を山笠が通るのでご一緒にいかがですか。」

 

なんと、博多織の宮嶋美紀さんという作家さんでした!
博多織デベロップメントカレッジの5期生の方です。午後から博多織デベロップメントへの見学の予約をしていたこともあって、ありがたくこのご縁にすがることに♪

旧東町筋にある博多おりおり堂で機を織っていらっしゃいます。ちょうど作品が織り終わられたところで、機には織りあがって帯がはずされた端裂と経糸が残っていましたが、博多織の特徴である経浮柄の幾何学的な縞模様の美しい色の作品をつくっていらっしゃるのがわかりました。次回はぜひ作品をみせてほしい♡


追い山笠は1tの重量の山笠を26人の男衆で交代しつつ担ぎます。しかし歩みを止めることはなく全力疾走で走り抜けていきます。そこへ沿道から勢い水をかけるのです。

旧東町筋通りは道幅が狭く大迫力でみることができますが、勢い水でびしょ濡れになる可能性もあるとのこと。どうせ濡れちゃうのなら勢い水をかける役をやりたい♪っと申し出てやらせていただくことに。←子供か

「え〜っ、朝香さん何かしそう…、危険…」

とあまり皆さまからの信用のない私…。
午前4時ごろから沿道で水を真ん中に向かってかける練習をはじめました。

夜明けまで水をかける練習。うん、何とかなりそう♡


一番山笠の中州流れがやってきました!

 

男衆に轢かれそうなぐらい近いので、水をかけるタイミングが難しい

転んじゃった男の子の膝の血を水で洗ったり

それでも段々慣れてきた♪

首から下へかけるようにしないと、耳に入っちゃうこともあり…^^;

疾走する男衆をみつつ、山笠もみたいがあっという間に通り過ぎていく

 

旧東町筋通りは、道幅が狭いので圧倒されます。

絣柄の水法被♡ 山笠スタイルは別記事でレポします。

このスポード感、伝わりますでしょうか!

山笠は博多人形師によって飾られます。この辺りも後日詳しく。

男衆が涼がたくさんとれるように、とにかくかけまくる。

 

何だか巧くなったような調子に乗ってやっていて、ふっと振り返ると…、びしょ濡れの皆さま。。。

 

えっ、もしかして…、私が水をかけちゃいましたか…(゜д゜;)

 

「うんっ!!!」

 

あーーーーーーーーーーーーーーー!!!

本当にごめんなさい!!!!

麻の着物ですが、水に濡れたら冷たいし、乾くまでが。。。

 

はじめての博多祇園山笠、目一杯堪能いたしました。

詳細レポは、熱がさめないうちにあげたいと思います。

 

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