風薫る五月。歌舞伎座は団菊祭です。

 

歌舞伎鑑賞は演目や役者さんにちなんだ柄の装いで鑑賞するのを自己満足の楽しみとしております。団菊祭の夜の部へは、音羽屋さんの菊五郎丈、菊之助丈、そして成田屋の海老蔵丈にちなんでのこんな装い。

千總の若冲の菊模様小紋に伊勢海老の繍箔の塩瀬の帯をコーディネート。

菊の印象で秋っぽくならないように、帯あげは若葉色、帯〆は春の名残りで薄紅色を。

この菊の小紋は、重陽の節句の頃から着ることを考えて単衣にお仕立てをしてあります。5月とはいえ初夏の陽気となる団菊祭でも着用できるので良かった♪

 

小紋の模様意匠の元になったのは、伊藤若冲の動植綵絵「菊花流水図」

かなりアレンジがされていますが、京友禅の老舗の千總らしい良いお仕事です。

家紋にもみられる裏菊。花を裏からみた様子も意匠化する豊かな感性が着物という衣裳をより一層魅力的なものにしていると思います。

 

今年の団菊祭は、音羽屋一門の坂東家の襲名披露でしたので、鶴にすればよかったな〜と後から思いました@@;

 

【5月18日の装い】東京◇晴れのち雨(湿度96%) / 最低気温17℃ 最高気温27℃

 

牡丹唐草文様の二枚張りレースの日傘は銀座和光

成田屋さんにちなんで、牡丹唐草の日傘を伊勢海老にあわせようと思ったのですが、突然の大雨で断念。

バッグはジャマン•ピュエッシュ、ぞうりの花緒は小林染工房の丹後ブルーのしけ引き、台は菱屋カレンブロッソ

 

トランクは、グローブトロッターのサファリ18インチトロリーケース。その上の三角袋はぬぬぬパナパナの亀田恭子作。雨コートが入っています。

国内旅行では宅急便を活用しているので、トロッターづかいは珍しい。1泊2日ですとこれで充分です。

着替えは小紋と下着類一式のみ。お部屋での寛ぎ用に浴衣と半幅帯も持参しています。帝国ホテルの風呂敷は丸紋に麻の葉と宝尽くし。

 

 

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