力士の夏きもの姿を国技館の入り待ちで見ることができるのは五月場所と九月場所になります。締め込みの廻し姿や十両以上になると着用が許される紋付羽織袴姿はメディアなどで見ることがあっても、勝負に賭ける思い、郷土愛、四股名などが衣装に表わされた、力士の個性的な夏のきものや帯は意外と知られていません。

 

そんな中から、角界のオシャレ番長といわれるこの方の着物姿。石浦です。

私服はステューシー、アンディフィーテッド、シュプリームなどストリート系ファッションがお好みなのだとか。それって今も着ることができるサイズはあるのだろうか…@@;?

座右の銘なのでしょうか、四股名と共に「因果一如」と禅語が入っています。因果一如(いんがいちにょ)とは、「原因と結果は常に同じである」という意味。勝負事の世界では結果がすべてではありますが、それよりも生き様のほうがみるものの心を打つことが多いように思います。

 

そして、風でチラッとみえた八掛には廻しをした兎が!

 

後ろ姿にも廻しをした兎。

そういえば、石浦は鳥取県の出身。

これは因幡の白兎なのでしょう。鯨のようにみえたのはワニといわれた鮫たち。

 

夏の力士の着物姿は郷土愛が感じられてより楽しい♪

お付きの人の石浦の四股名入り浴衣も素敵ですね♡

 

島根県立美術館で因幡の白兎をしてきた私♡

いただいた今場所の番付表です♡

 

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