佐渡島でお会いしたい方がいました。

菜の花が咲いている佐渡島で着たい紬がありました。

 

佐渡島に咲く菜の花と朧月をイメージして佐渡島の草木染めでつくられた「春野」です。

 

そして願いは叶いました!

草木染作家の西橋はる美さんとカメラ

 

第54回東日本伝統工芸展で一目惚れした「春野」

佐渡へいくならコレを着て西橋先生に会いにいきたい!と思っておりました。


佐渡島は南下するリマン海流と北上する対馬暖流が交わる潮境に位置しています。なので海の幸だけでなく植物も南方系のものから北方系のものまで生息する自然に恵まれた島。

西橋はる美さんは、その豊かな植物を求めて信州安曇野から佐渡島へ移住され草木染めをされています。その工房は、佐渡島の中でもひたすらひたすらひたすらに山の中の行き止まり近くにあります。水道も通っていないのだそうです。水は井戸水!

 

 

訪れたゴールデンウィークは佐渡が春を迎え一気に花が咲きだしたときでした桜

 

家族旅行の中で自由行動ができるのは夕食前のわずかな時間のみ。速攻で大島紬から春野へ着替えて(たぶん5分かかっていない)夫に協力してもらって急遽、西橋先生の工房へ向かいました!佐渡島は島とはいっても広く、近くといっても宿の相川湾から1時間くらいかかります。なのですでに夕暮れだったのです。

 

なんとか陽の光がある時間に間にあって菜の花との撮影にも成功♪

春野は、小鮒草、鬱金、梔子、黄檗、玉葱、クチナシブルー(梔子の実を発酵させた染料)で染められた草木染め。西橋先生がご自分で座繰りで糸づくりした紬糸がつかわれています。

 

帯あげは西橋先生がオオアワダチソウで染められたもの。帯〆は佐渡では山桜に菜の花を意識してピンク×黄色、先日の日本伝統工芸染織展では新緑を意識した若草色。

 

時間の都合で突然お伺いすることになったのですが(当初は長谷寺でお会いすることを考えていた)ご自宅兼工房で作品もみせていただけました。

 

私としては何より嬉しい!私好みの緯絣の作品もありました。これはアブナイ←とは夫の言。

長閑な山の中でひっそりとこんなに美しいものがつくられている♡

 

そして何事もなかったかのように宿へと帰ったときには、海へ日が沈む直前でした。

 

春野の着姿をおみせすることができて、何よりも着物の里帰りができて、とても嬉しかった。西橋先生のこれからの作品も楽しみにしております。ありがとうございました:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 

そして先日、伝統工芸染織展でお会いした佐々木苑子先生に「その着物、着るととても良いわ!貴女に良く似合う」と褒めていただいたのも嬉しかったです♡

 

 

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