アンティークの羽裏地をつかった、松枝忍の古布コラージュバッグ。かなりの数をコレクションしておりますが、これは15年前ぐらいの初期の作品。

 

昔は羽裏地にたくさんのバリエーションがあり、物語の題材が染められたものが多くみられます。松枝忍の作品は、古布を切り嵌めし漆と膠をつかった特殊な溶剤をつかって籠にコラージュしています。

 

これは「花咲か爺さん」から。可愛らしい犬と、ココホレワンワンと書かれています。

臼からは小判が…小判

 

そういえば「花咲か爺さん」に登場する犬の名前は昔話なのに<ポチ>とは洋風な名前がついている…と、ふと不思議に思って調べると、もともとは犬に名前はなく、1901年(明治34年)につくられた唱歌「花咲か爺さん」の

 

〜♪ 裏の畑でポチが鳴く、正直爺さん掘ったれば、大判小判がザックザク 〜

 

からポチという名前が定着したようです。

 

それにしても、昔の羽裏地には味がありますね♡

 

 

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