神楽坂の展示会の後は、雨の中、日本橋へと移動
きものサローネへ♪
2016年のきものサローネは、9月17〜19日と10月27〜30日の二部構成。
9月は買い物が主体の「きものカーニバル」でしたが、10月は各産地によるワークショップや講座、ファッションショーが主体となっています。
朝香沙都子の後から、加賀友禅協同組合事務局長の中川聖士さん、藤工房の加藤義裕さん、藤井絞の藤井浩一さんと
<きもの寺子屋> では、京都染織青年団体協議会によるワークショップが開催されています。どうでもいいことですが…、青年とは20代までの若者のことで頑張っても30代までのような気がするのですが、着物業界の青年は立派な中年男子でいらっしゃいます。
藤工房の加藤義裕さんによる、お仕立て講座
採寸について、着物各部の名称、寸法の採寸方法、裁ち合わせと見積もり、柄あわせについて。大まかな流れと注意点をお話くださいました。
話が広がりすぎず、わかりやすいレクチャーでした。
京友禅、京紅型、京繍、京絞りなどの工程のパネル展示
本場結城紬振興協議会からは、真綿からの糸紡ぎと地機の機織りの実演
真綿から糸を引き出してつくしという結城ならではの道具にひっかけて、端から糸を紡ぎだして唾を浸けながら撚っていきます。
結城の地機の経糸は腰につけた紐とつながっていて、緯糸を打ち込む時にグッと腰を引きます。緯糸の杼は600gもある大きなもの。
地機で絣をあわせて織るのには熟練された技を要します。
こちらの白結城紬は、大柄の絣文様といい、反転された抜きといい、松皮菱の配置とバランスといい、すべて私好み:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
結城の小倉商店さんのものでした!
念願の<絣たたき>の工程を近々見学させていただくことになり、今からワクワク♡
博多織工業組合から、西村織物さん。西村総一郎さんと
愛知県絞り工業組合から、竹田嘉兵衛商店さん。
京都の伊と幸さんによる、絹の白生地ミュージアムもありました!
白生地だけを集めたというのは面白い試みです。こちらまだじっくりみていないので、後日レポします。
ステージ会場では、未来のきもの和美人に選出されたAKBの方がゲストでした。正直に申しあげると、誰に向けた着物振興なのか謎でした…(・_・;)
「美しいキモノ」「きものsalon」「七緒」、着物季刊専門誌の三誌の表紙に、誰でもなれる、貴女でもなれる、アプリをつくった京都織物卸商業組合。
「11月15日はきものの日」の絶賛PR中。
きものを着ると目立ちたがり屋さんだと思われる〜と、懸念される方もたくさんいらっしゃいます。そういった方も気兼ねなくきものを着ることができる日となるといいですね。
サローネ記事、つづきます