祇園祭(7月16日) 宵山 会所巡り 保昌山•孟宗山 / 2016年祇園祭 その16 のつづき

 

「占出山」へ

二人の浴衣が申し合わせたかのように、白地の菊文様ですが偶然です。

栗山紅型工房の西田さんの浴衣はご自分で染められた京紅型の浴衣に雪花絞りの半幅帯、私は竺仙の絹紅梅に紗献上の博多八寸帯。同じようで、京都好みと東京好みのテイスト。

水引は三十六歌仙の刺繍。胴掛は1831年(天保2年)につくられた日本三景の綴錦。

懸想品の多くは江戸時代につくられたものですが、昭和になって復元新調がされています。懸想品には珍しい、型染めの水引は栗山紅型工房が30年前に復元新調したのだそうです。それを栗山の作家さんとみているという幸せドキドキ

躍動感ある飛魚! これ夏の帯の意匠にも良いのでは…(-_☆)

神功皇后が鮎を釣って戦勝の兆しを得たという故事から、大極殿の吉兆あゆが販売されていました♪

神功皇后は安産の神として公家からの信仰が厚く、ご神体の装束は女院や公卿の姫君から寄進されたものがつかわれています。

 

「山伏山」

今年の巡行のくじで山1番の栄誉。

横水引は江戸時代に制作された「養蚕機織図」の綴織。養蚕から機織までの工程が織りだされています。

正面水引は「雲龍麒麟桐竹図」豪奢な刺繍です

山伏山では茅の輪くぐりもできます

 

「霰天神山」

永正年間に京の町で大火があったときに、天から霰が降ってきて鎮火したという逸話から。そのときに降ってきた天神さまを祀ったのが山の起源。

会所拝見では、蝋燭を献じて火除けを願います。あ、写真がない。

見送りは2009年に復元新調された「紅地雲龍宝尽図」

胴掛には上村松篁下絵「白梅金鶏図」と上村淳之下絵「銀鶏図」の綴織

 

これにて、山鉾巡り前祭の23基すべての山鉾の会所拝見をコンプリートヾ(@^▽^@)ノ

 

宵山のご飯処はどこもいっぱいなのですが、西田さんにご予約いただきました♪

「夢処漁師めし雑魚や」← 京都は魚も美味い

喉が乾きすぎて、駆けつけビール…。かなりほろ酔いでございましたカァ…(//ω//)

 

宵山の夜22時から、翌日の巡行の晴天を祈願して奉納する日和神楽がはじまります。次回はこちらも堪能したですね♪

 

次は、ようやく本番!!!

山桙巡行です。

 

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