真栄田岬 日航アリビラとニライビーチ そしてブセナテラス /2016年GW 沖縄の旅 その9 のつづき(^-^)/

今回の旅は、染織関連巡りは予定にいれてなかったのですが…、何度かお世話になっていることもありご連絡し、急遽立ち寄らせていただきました。

琉球絣事業協同組合へ♪
現在の琉球絣は90%以上を南風原にて生産しています。素材は絹が90%。これは夏ものの琉球壁上布です。上布という名がついていますが、素材は絹。麻の上布と比べる嵩高くならずに適度に身体にそってくれて、シワにもなりにくい。私が一番良く着ている夏のきものです。


琉球絣の模様は約600種類あるといわれ、モチーフは自然や生活道具、鳥などから。図案は琉球王朝のころから伝わる「御絵図帳(みえずちょう)」から職人がアレンジしオリジナルをつくりあげています。御絵図帳とは琉球王朝時代に貢納布として織らせるためのデザイン帳のこと。琉球王朝には絵図奉行という職があり、模様や染色にも指定がありました。

琉球絣の工程は32工程。 大雑把にいうと、図案をつくり、糸を括り、染め、織るのですが、絣がズレないように糸を糊で固める「糊づけ」、絣模様になる部分を木綿糸で括る「手結」、経糸の地糸と絣糸を同時に筬に巻き取る「巻取り」など、琉球絣の特徴となる工程があります。

絣好きとしては、手織りの絣でありながら価格的にも比較的手頃な琉球絣は素晴らしいと思っております♪


琉球絣事業協同組合では後継者育成のための研修制度があり、公募によって集まった研修生は7ヶ月間琉球絣について学ぶことができるようになっています。


この日はゴールデンウィークの真っ直中だったので織っていらっしゃる方は少なかったのですが、たくさんの作品が機に掛かっています。

大きな絣柄が好みなのですが、中々流通ではお目にかからない…。ここではしっかりと織られていました。


前に訪れたときに目にして、欲しい~と思っていた琉球壁上布を数反まとめて購入。夏の必需品ですもの♪
野原理事長をはじめ、組合の皆さま、ありがとうございましたm(_ _ )m

紫芋のようなこの紫色がとくに気に入っておりますドキドキ


2016年GWの沖縄本島の旅レポはこれにてコンプリート。
つぎは宮崎の旅レポです!

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