京都の「おび弘」と「染と繡 村山刺繍店」の作品展「無為ーあるがままにー」が銀座清月堂画廊にて開催中(~6月19日まで)

おび弘の池口寧祥社長とカメラ

おび弘は、どっしりとした重厚感ある本袋帯、紋綴帯、櫛織など、さまざまな西陣織が今も手織りでつくられている帯屋さんです。


昨年は、アザラシの紋綴帯のお誂えをお願いいたしました♪


琵琶湖の畔にある工房見学もさせていただきました!
相撲の本場所で力士が締める廻しの締め込みを唯一手織りで織っているところでもあります。

経糸は30,140本。筬の羽に細い経糸が2本通っている繻子羽二重なので15070本×2。組織は5枚繻子。筬打の框は40kg!もあるのです。


奥様の奈津子さんの可愛らしいカエルの帯は、綴れに絽綴れを併用した技で織られています。

こちらは、櫛織のカエルの帯。どちらも雨の日の装いが楽しくなる帯ですね♪


さまざまな技術を有しているからこそつくれるものがあります。さらに既存の概念にとらわれず独創的な意匠を生みだしていらっしゃるのも素晴らしい~ドキドキ
次は、ある祭礼に相応しい帯をつくっていただく予定です~♪

染と繍 村山刺繍店の村山裕俊社長とカメラ
村山刺繍店では、意匠デザインから、染め、金彩から刺繍までを工房で行なわれるのだそうです。

豪壮な刺繍の技! 今ではこういったものはなかなかお目にかからなくなりました。

きめ細やかで美しい村山刺繍の繍は、千總やぎをん齋藤の仕事も請け負われているのだそうです。


展覧会のテーマの「無為」はあるがままの美から。

京都の底力を感じるとても見応えのある作品展でした:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


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