琉球古民家を巡る at 琉球村 / 2016年GW 沖縄の旅 その7  のつづきです(^-^)/

琉球村にはハブセンターがあります。

「きものカンタービレ♪」に度々登場しているこのぬいぐるみ(カメラケースですが)は、じつはマングースですマングース。「のだめカンタービレ♪」に登場するマスコットキャラクターの着ぐるみで中にはのだめが入っています。作中ではシュールなギャグとしてつかわれています。


琉球村ではハブvsマングースのショーが観光の目玉として開催されていましたが、動物愛護の法令の改正により廃止されました。現在はハブとマングースの生態をガイドする形式になっています。


マングースはジャコウネコ科の雑食動物でコブラの天敵として知られていました。もともと沖縄に生息していたわけではなく、ハブ退治のために1910年(明治43年)にインドから沖縄に輸入され、沖縄本島に21頭が放たれました。

明治時代にはハブの抗血清がまだつくられておらず、ハブに噛まれて死亡してしまうことが多々あったのだそうです。もしヘビに噛まれたら先ず牙の跡を確認すること。2本ならハブの可能性が高いそうです。出血しどんどん腫れて痛みが酷くなるので、なるべく動かずに即病院へ!

ハブは卵から孵った時から有毒をもっているのだそうです。

解説の方は慣れた手つきでハブに触ってましたが…(((゜д゜;)))

人々の生命を脅かす存在であるハブ対策の苦肉の策として外来種のマングースが導入されました。しかしハブは夜行性、マングースは昼行性。マングースはハブを食べずに他の動物を襲うようになりました汗沖縄のヤンバルクイナ、奄美大島のアミノクロウサギなど希少動物を絶滅寸前にまで追い込んでしまったのです。。。

マングースが強いのは本当のようなのですが、じつは自然界では行動動線からして会うこともない。マングースがハブを食用にしているわけではないので、人間が煽らなければマングースとハブは戦うことはないのです。マングースがやってきたことで沖縄や奄美大島の生態系は崩れてしまいました。

そしてマングースは 有害外来生物として環境省の駆除対象になっています。

ハブ対策の期待の星から有害外来生物となってしまったマングース。今では近視眼的思考に踊らされ人の浅知恵が招いた愚かな結果の例として語り継がれることになってしまいました。
きもの カンタービレ♪

琉球村では、沖縄の伝統を知るアトラクションが色々。

道ジュネーといわれる、絵巻行列があります。民謡、琉球舞踊、エイサーの複合パレード。

エイサーは迫力満点。琉球村に太鼓の音色が響き渡っていました。


紅型の琉装着用体験もあります。ただ羽織るだけでない琉装の着付け体験はしてみたいな~と思ったのですが、この日は着付け師がいない…!?とのことで叶わず。次回の楽しみに。

つくられた観光地にはあまり興味がないのですが、ここはとっても良かったドキドキ
今度はゆっくりと、三線教室やサーターアンダギーづくり体験もしてみたいですね♪

このヤンバルクイナの帯の手先には、じつはマングースが隠れているのです! ←誰もわからないですけど


沖縄の旅レポ、つづきます(^-^)/

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