髙島屋上品會の特別内覧会へサーチ

ゴールデンウィーク初日は五月晴れのような青空が広がっていました。

会場となった光摂殿の格天井には日本画壇120名による花鳥図が描かれています。
小倉遊亀の椿、上村松篁のハイビスカス、加山又造の秋草など。


上品會は1936年(昭和11年)に染織美の極みを追求することを目的としてはじまりました。同人と呼ばれる老舗呉服業者が、織、染、繍、絞、絣の染織五芸 を競い合う会のことです。当初「染の千總」「帯の龍村」「織の矢代仁」の3社が出品していましたが、戦争を挟んで一時中断。1953年の再開後は、東西の名匠であった、秋場、川島織物、大羊居、大彦、龍村美術織物、千切屋、千總、ちた和、林、矢代仁、山本の11社が参加。現在は千總、龍村美術織物、矢代仁、岩田、秋場、川島織物、大羊居、千切屋の8社が参加しています。


今回の上品會、今までになくお客様が多くてビックリ…( ̄□ ̄;)!!
各地方から髙島屋の顧客の方々がたくさんおみえになられていました。
それは、この方のトークショーがあったからのようです。
真田丸で大谷吉継役を好演していらっしゃる話題の片岡愛之助丈。

壇上には「鳴神」の鳴神上人と雲の絶間姫の舞台衣裳が展示され松竹衣裳の松竹衣裳の海老沢孝裕専務による解説がありました。その後、愛之助さんがご登壇。鳴神上人をはじめて演じたときは急な代役だったというお話から、<引抜き>といわれる舞台上での一瞬での装束替えのお話。引抜きとはあらかじめ衣裳を重ねて着込んでいて仕つけ糸で止めておき、舞台上で後見が仕付け糸をとり衣裳替えを見せる演出のこと。この仕つけ糸には蝋が塗られていて荒っぽいやり方だと火傷することもあるのだそう。
他には真田丸でのエピソードも。 お客様との記念撮影会もありました。


増上寺の僧侶の方のご案内による特別拝観ツアーもありました♪

御霊屋は徳川将軍家の将軍と御台所、子女の方が埋葬されている御霊廟です。

御霊を祀る墓所、本殿、拝殿は当代の最高峰の技でつくられたものだったが、戦災で焼失。焼け残った家宣公の宝塔前の中門が今の墓所門としてつかわれていmす。


最後に、相変わらずお美しい木村孝先生とカメラ
いつもお心に気にかけてくださり心より感謝申し上げます。お会いする回数が減ってしまったのですが、それでもいつも先生からの教えを胸に抱き、生きております。


【4月29日の装い】東京◇曇りのち晴れ(湿度27%、風強し) / 最低気温14℃ 最高気温21℃
爽やかな風が吹く五月晴れの日でした。単衣の長襦袢に袷のきもので調度良い気候。

万筋の江戸小紋にぎをん齋藤の扇に菖蒲の御所解文様の帯。
端午の節句が近くなるとこの帯が活躍。
張りのあるしっかりした塩瀬生地なので少しよそいき感があり江戸小紋に合わせることが多いです。


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