深石隆司さんの植物染料探訪ツアー at からん工房 / ぬぬパナ八重山勉強会の旅 その17

昨年の「ぬぬぬパナパナのぬぬ」大阪展の「朝香沙都子がつくり手に聞く」というレクチャーの中でご紹介した八重山で養蚕をされている当銘光子さんを訪ねました。

石垣島には戦前から養蚕農家があり蚕を育て繭を本土に出荷していました。養蚕組合もありましたが、1980年代に中国産の繭の大量輸入によって繭の価格が大暴落してしまい、ほとんどの人がやめてしまったのだそうです。現在は当銘光子さん、森田みゆきさん、上原久美さんらほんの数人の方がされています。
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繭は乾燥させず生繭から糸を繰り、石垣島の草木で染められます。

当銘光子さんはサトウキビとパイナップル農家と兼業しながら、養蚕~糸繰り~精練~染め~織りと、一環工程すべてをこなし、石垣島の養蚕と絹織物の技を今も伝承されているのです。

当銘光子の石垣島で養蚕から染め、織りまでされたストール。

森田みゆきの石垣島の養蚕、染め、織りまでされたストール


「朝香沙都子がつくり手にきく」のレクチャーの様子。※写真をいただきました
説明くださっているのは、上原久美さん。上原さんは八重山上布と養蚕と両方をされています。
上原さんの手前にあるのが、石垣島の養蚕からつくられた着尺。


ぬぬパナ八重山勉強会の夜は長い…。
つづきます(^-^)/

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