「寿初春大歌舞伎」へ目 2日間に渡って、昼の部と夜の部を観劇いたしました♪

睦月の歌舞伎座は正月飾りです門松・左

紅白の繭玉飾りにの餅花にはお多福や宝尽くしが…。


昼の部の幕間では、カフェ檜の赤トンボのサンドイッチ。そしてめでたい焼をたいやき


昼の部の演目は…「廓三番叟」「義経千本桜~鳥居前」「梶原平三誉石切 ~鶴岡八幡宮社頭の場」「茨木」


どの演目も面白かったのですが、「茨木」がとにかくとっても素晴らしかった!!
ザックリあらすじを説明すると、羅生門にて渡辺綱(松緑)は鬼の片腕を切り落としました。すると安倍清明より7日間の物忌みを告げられます。物忌み明けまであと1日のところ伯母の真柴(玉三郎)が訪ねてきます。花道を老婆の真柴が歩いてくるのですが、花道脇でみていても気配が感じられない…。物忌み中と対面を断られた真柴の恨みつらみを聞き、結局、綱は真柴を招き入れてしまいます。太刀持ちの音若(左近)が舞い、さらに真柴も舞います。実は羅生門で腕を切り落とされた鬼である真柴の舞は始終左手を隠したまま。一切の無駄のない流れるような舞です。そして鬼の片腕を見せてほしいと懇願し、腕をとりあげると鬼になって飛び去ります。そして鬼の形相で再び登場するのですが……、、、恐ろしかった!!!
人情味溢れ男らしい松緑の綱の見得切りが素晴らしい。左近(松緑の息子さん)は、わずか9歳とのことですがキリッと美しい舞。そしてそして、玉三郎…、老婆から鬼女にかわる瞬間には妖気が漂っていました。


夜の部は千秋楽に♪


幕間に吉兆にてお弁当をいただきました。お正月なのでお屠蘇で乾杯♪

デザートのフルーツゼリーまでしっかり美味しかったです!
しかし30分で食べるのは早食い競争のようで堪能している余裕なし(゚_゚i)


夜の部の演目は…「猩猩」「二条城の清正/二条城大広間の場•淀川御座船の場」「廓文章 ~吉田屋」「雪暮夜入呑畦道 ~直侍」

「二条城の清正」では秀頼(金太郎)が清正(幸四郎)に「爺、いつまでも生きていてくれ」というシーンがリアルとオーバーラップ。わずか10歳で長い台詞をよどみなくこなす金太郎はこれからが楽しみ。「雪暮夜入呑畦道」の直次郎(染五郎)の色男ぶりがすごい…。高麗屋三代の競演。
「廓文章 ~吉田屋」の藤屋の若旦那(鴈治郎)は嵌まり役。そしてそして傾城夕霧(玉三郎)が美しい~。最後に夕霧が纏う鳳凰に牡丹が金糸の刺繍された赤い打掛は、染の聚楽(ギャラリー泰三)さんが大和屋さんからの依頼でつくったものだそうです。


歌舞伎座でお気に入りの絵画、川端龍子「青獅子牡丹」の前でカメラ


お世話くださった方、ご一緒してくださいました方、ありがとうございましたm(_ _ )m

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