樫立踊りと八丈太鼓 at 服部屋敷 / 2015年初秋 八丈島の旅 その12  のつづき(^-^)/

八丈島の滞在中に体験したかったこと、それは黄八丈を織ってみること!
黄八丈会館で糸繰りと織り体験ができると聞き及び、調べたところ、問い合わせ先は東京都産業労働局。お問い合わせすると、職人がつかまらないとできないとのことで、しばし返事待ち。結局、滞在中の日程では黄八丈会館での体験は無理とのことで、こちらをご紹介していただきました。

黄八丈の織元のひとつである山下織物です。

「八丈民芸やました」というお店をやっていらっしゃいます。

八丈島のお土産の定番、黄八丈サブレとパッションフルーツケーキの製造、販売元でもあり、やましたのお宿、黄八丈レンタルきもの体験、など八丈島の観光産業を網羅しています。オススメです!


八丈民芸やましたのショップの中にドーンっと織機が4台

黄八丈のコースターを織る体験をさせていただきました。

ご指導くださったのは、鶴牧由佳子さん。黄八丈に魅せられて八丈島に移り住み黄八丈を織っていらっしゃるそうです。

山下織物の黄八丈をみせていただいたとき、あっ、たつみ綾がある!っとチェックしたのですが…、鶴牧さんが織られたものだそう。立涌のような複雑な地紋のたつみ綾は八丈島では古くから織られていたとされている最高峰の綾織りです。鶴牧さんはご自分で紋図を製作され織られていました。


私は5色の緯糸をつかって平織りと綾織りの併用を織ってみることにしました(^-^)

4枚の綜絖を足で踏み木を踏み上げ下げし緯糸を通します。

平織りは1と3、2と4を交互に繰り返し、杼を通してトントン。

綾織りは、1と3、1と4、2と4、2と3の繰り返し

杼を右から左へ渡したら、左足を動かす、1と3、1と4

杼を左から右へ渡したら右足を動かす、2と4、2と3、1と3

エレクトーンの演奏をしているような気分♪

4人で一斉に織ってみてわかったのが、身長が低い人は手を思い切り伸ばして筬打ちしてしまうので、織機が手前に移動してしまうということでした…。

手を伸ばした分だけ打ち込みが強すぎ(^_^;)

ペースを掴んでしまえば織るのは楽しい~♪

平織と綾織で20cm織りあげました。


織りあがったものは、後日、郵送されます。無事に届きました!ありがとうございましたm(_ _ )m

経糸がピーンと張られてるときにはさほど気にならなかったのですが、端がガタガタあせる
山下織物には工房に織機が何台か用意されていて、何日か滞在すれば半幅帯も織れるのだそうです(-_☆)12cm×12cmのコースターのはずが20cm織り進んでしまったので花瓶敷きかな…?
実際に身につけることができる染織にチャレンジしてみたいですね♪


ちなみに私が今回、八丈島に里帰りさせた半幅帯は山下織物のものでした!
八丈島でお食事中の前身写真撮っておけばよかった~(ノ_・。)


そして、この後はお昼も食べず、またまた黄八丈を織りにいくのです♪ 
つづきます(^-^)/

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