皇室の菊の御紋の由来は、後鳥羽上皇が殊の外に菊の花を好み自らのお印として愛用され、その後、後深草天皇、亀山天皇、後宇多天皇が継承されたことから慣 例のうちに菊花文は皇室の紋として定着しました。菊紋のうち、「十六弁八重表菊」が菊の御紋と言われる天皇及び皇室を表す紋となります。「十六弁八重表 菊」が正式に天皇家の御紋とされたのは1869年(明治2年)の太政官布告から。

ちなみに、パスポートでつかわれるのは、「十六弁一重表菊」。1920年の国際交通制度改良会議でパスポートの表紙に国章を記すと決められたときに、日本 の法定の国章がなかったことから、菊の御紋をデザイン化した「十六弁一重表菊」と決められ1926年から採用されました。

秋になると叙勲や褒章の記念品やお菓子をいただくことがありますが、微妙に菊の御紋が違うことがあります。正しくは中心線が花びらの真ん中にきます。

ありがちな間違っている御紋がこちらだ。


菊の花言葉は高貴、高潔、そして真実です。


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