美しいキモノ 2015年秋号が本日発売です本

きものカンタービレ誌上連載「つくり手の思いと技を着るお誂え」
江戸小紋の両面染めを生かしたお誂えとして「KOMON HIROSE」の日傘をご紹介しています。

傘を閉じたときは竹、傘をさすと雀が飛んでいる。


江戸小紋といっても様々ですが、色の微妙な機微にこだわりをもち現代の感覚に沿ったモノづくりを
されている廣瀬染工場の4代目廣瀬雄一先生にお願いしました♪


日傘の制作は前原光栄商店。その発注先である京都の小野内商店へ工房見学に伺いました。
小野内商店の小野内香織さんは、私も出演した美の壺file314「光を装う日傘」のその3の方なのです!
このご縁をとっても嬉しく思っております♪
日傘の制作工程は誌上ではご紹介しきれませんでしたので、折りをみてレポートさせていただきます。


次世代につなぐ日本の染めと織り ~染織レッドリストを救え!~は日本のど真ん中「中部編」
取材協力と寄稿をいたしております。


信州紬のひとつ伊那紬。地元の植物を用いた染料と化学染料を併用し多彩な色の紬が織られています。

信州紬といえば縞と格子の印象が強いです。こちらの格子の紬は私好み~♪

取材させていただいた駒ヶ根の久保田織染工業の皆さまとカメラ


シルクロードから東廻りで日本に入ってきた日本古来の上州式操糸。
西廻りでヨーロッパの産業革命を経て入ってきたイタリー式操糸機とフランス式操糸機の良い所を
取り入れ開発された諏訪式操糸。
この両方を今も残している製糸場である宮坂製糸へ再び。

そして、本塩沢の産地である南魚沼市の林宗平先生の工房見学からレポートもφ(.. )


たまに誤解される方もいらっしゃるので改めて申しあげます。
「きものカンタービレ♪」でご紹介しているもの、美しいキモノでの連載のお誂え、
すべて朝香沙都子の自腹でござます。
提供していただいているものでも広告宣伝でもございません。
身銭を切ってご紹介しているからこそ、雑誌のモデル着用とは違ったリアルな装いとして、
たくさんの方にみていただき、きものユーザーに影響力があるのだと自負しております。

これからも、きものを自腹で購入して着て生活するという、きものエンドユーザーとしての立場から、
つくり手ときものエンドユーザーをつなぐことをつづけていきたいと思っております。
きものにかける時間も予算も無い袖は振れませんので、できるかぎりではありますが…(^_^;)

身に余るようなお話をいただくこともありますけれど、自分にできることをひとつづつ丁寧に。
美しいキモノでの連載と寄稿はそのひとつなのです(^_-)☆

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