「画鬼 暁斎 ~幕末明治のスター絵師と弟子コンドル~」が三菱一号館美術館にて開催中(~9月6日まで)


この展覧会を待ち望んでおりましたビックリマーク (とくに後期展示)
なぜなら、この戯画に会いたかったから。

河鍋暁斎「蟹の綱渡り図」

私お気に入りの麻の染め帯は実はこの戯画を模写したものなのです。感動のご対面。

河鍋暁斎は幕末から明治にかけて活躍した絵師。たくさんの戯画や風刺画が残されています。
この帯をつくったのはもう10年ぐらい前かと思いますが、当時は暁斎についてあまり知らず、
暁斎といったら国芳の弟子で、オドロオドロしい妖怪や蛙や蛇のグロテスクな画の印象を勝手に
抱いておりました。纏や扇子を持ったり三味線を弾くユーモラスな蟹に魅かれて、この帯を
つくったのですが、この画が暁斎の手によるものだと知ったのは、実は後のことです。

帯には綱は描かれていないので「綱渡り」している蟹がどれかわかりませんが、

原画をみて、この蟹だったのか~と判明!


さて、三菱一号館美術館で「河鍋暁斎展」が開かれたのには訳があるのですが、
展覧会の内覧会レポは別記事でまとめますφ(.. )  
後期展示に内覧会があって良かった! 

※美術館内での撮影及び掲載は主催者から許可をいただいております。

この画に出会え帯とのツーショット?写真が撮れた喜びから、この日のコーディネートを先にお届けします。


【8月6日の装い】東京◇晴れ(7日連続の猛暑日、湿度58%) / 最低気温27℃ 最高気温36℃

チョウバン(枡)カサビグムー(重ね雲)の琉球絣の琉球壁上布に河鍋暁斎の「蟹の綱渡り」の染め帯

活き活きとした蟹が描かれています。三味線を弾いたり扇子をもったり楽しそう♪

絽の帯あげは加藤萬、帯〆は龍工房、根付紐は藤岡組紐、ガラスの小鳥は海馬ガラス

日傘は大井川葛布の葛布の紫鉱染のパラソル。

バッグも蟹にしてみました♪


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