「蓮は泥より出て泥に染まらず」北宋の儒学者 周滋叔の言葉です。
蓮の花は清らかさや聖性の象徴として称えられています。

炎天下の中ですが、上野の不忍池にて蓮の花を鑑賞

今が最盛期とのことでしたが、今年は今ひとつのような…。

湯島から弁天島を通って上野公園へと向かいます。

蓮の花は朝に咲くので、午前中の鑑賞がおすすめ。

葉が生茂っていて花が埋もれてしまいあまり見えませんでした…(・_・;)

蓮の池には大きな亀がたくさん。甲羅干しをしていましたが、干涸びてしまいそうで心配…汗


【7月31日の装い】東京◇晴れ(湿度50%、熱風がムンムン) / 最低気温26℃ 最高気温35℃

小千谷の杉山織物のオーガニックラミーの小千谷縮に季節の風鈴の染め帯をコーディネート

風鈴には、朝顔、向日葵、金魚、花火など夏の風物詩が描かれています。

昨年の越後三産地合同発表会で選んだ、杉山織物のトスコのオーガニックラミーの糸を
つかった小千谷縮。経糸と緯糸の暈かしで不思議な立体感をだしています。

オーガニック何とかと謳われるものをすべて良しとしているわけではありませんが、
環境に優しいということは良いことですし、遺伝子組み換えのものをつかっていない、
生産履歴追跡が可能であるという利点があるのは良いように思います。
何よりも、糸が固すぎず肌触りが良かったです。


蓮鑑賞の前は、有職組紐の道明さんへ。

帯〆がズラリ~目

今回は帯〆でなくこちらを選びました♪

龍村の裂地に道明の組紐をつかった香袋
西岡万紀さんが帯飾りにつかっていらっしゃるのを見て、素敵~♪と思っていたのです。
脇から見た着姿は意外と目立つもの。そこにチラッと添えたい。

ちょうだいした和三盆のお干菓子には道明の印が入ってました。


ランチは上野公園にある韻松亭割り箸

夏の室礼が素敵でした♪

普段は飲まないのですが…(アルコールに弱い)、真夏の生ビールのはじめの一口は至福に感じる。

油断すると袖から長襦袢が見えてしまうのが麻の難点^^;
しかし肌を露出せず風を通してくれる麻のきものは夏の衣服として優れものだと思います。
暑いのは洋装でも同じこと。ならば見た目にも涼しげなきものが良いですね♪


この後は、東京国立博物館へと向かいました。
記事を改めます~。

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