きものと帯の関係、受けとめる力が双方にあるかどうかだと思っております。
それは価格と比例するとは限りません。普段着の場合、布の質感、色、そして相性。

バランスが悪ければ、どんなに良いきものも帯もその良さは死んでしまいますが、
あわせ方によっては、価格差があるようなもののコーディネートもありかと。

きものも帯も高額商品で揃えることを考えていたら敷居が高くなるばかり…。
気軽に着ることができるものを取り入れつつ楽しむのもファッションです♪

価格のことを語るのはあまり好きではありませんが、一例として。
きものと帯で0一ケタ以上価格は違うのですが、そう違和感なくあわせることもできます。

【5月20日の装い】東京◇晴れのち雨(夜には雨、湿度50%) / 最低気温17℃ 最高気温25℃
紺仁の格子文様の片貝木綿に玉那覇紅型工房の魚籠文様の紬の染め帯をコーディネート。

片貝木綿のきものは日常きものに相応しいお手頃価格。
洗濯機で洗うことができます。雨の日も汗をかきそうな忙しい日でも安心。

紬地に魚籠と魚文様の人間国宝の玉那覇有公紅型工房の帯。
紅型は独特の力があるので琉球染織で統一させると無難にまとまりますが、
お太鼓柄は比較的、他産地のものや染めものにも合わせやすいように思います。

帯あげ、帯〆は龍工房

南国の花と鳥文様の紅型の日傘は沖縄瀬底島のべにきち紅型工房


「ぬぬぬパナパナのぬぬ」東京展は明日から開催です。(5月22日~25日)

新宿にあるとは思えない緑豊かな邸宅。
美しい布が自然光でより美しく見えるように、会場設営にもこだわっています。


開催初日の夜のレクチャーでは、糸づくりの過程、そしてこの布をどう着こなすかの
コーディネートを実演する予定。というか皆さんで考えましょう♪


会場設営には、この展示会のために庭師の方々が入っています。
設営につかう棕櫚縄の縄ない、そしてつかいやすい糸玉づくりを、庭師の方に
糸づくりのプロ集団であるぬぬパナのつくり手がレクチャーしていました(^_^;)

私も挑戦。この前、苧麻の糸績みでもやったはずが、もう忘れていた…( ̄_ ̄ i)

布って糸からつくられるんだ~っと当たり前のことに感動して以来、
こういったことが気になる~。簡単そうに見えますが難しいのです。
糸づくりにこだわったつくり手の作品、ぜひ見にいらしてくださいませ!


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