「しけ引き暈し」 前編 at 小林染工房 / 2015年春 丹後~琴平の旅 その2 のつづき

160cmの帯あげ生地をしけ刷毛をつかって染めますビックリマーク


まずはお試しの生地で染料の乗り具合、しけ刷毛の手応えをチェックします。

やはり、モノづくりには性格がでちゃうのでしょうか。
私、迷いなく刷毛を引いてますが、思いっきり曲がっております(^_^;)

黄色~オレンジ~黄緑色と自分のコーディネートでよくつかう、帯あげと帯〆の基本色。
小林染工房ブレンドの色、美しいと思います!
ところどころを格子にしようと思ったのですが、これだと歪みが目立っちゃう…(゚_゚i)


本番の帯あげ地は長さがあるので、刷毛をもって歩くことになるのですが足さばきが難しい。
江戸小紋のしごきの工程も足さばきが難しかったことを思いだしました。

あまり深く考えずに思いっきりがーーーーーーーーーーーっと刷毛を引いちゃいました。

やはり真っすぐにはならないものですねσ(^_^;)

クネクネしているのも味?

垂直だと歪みが目立つので、斜め格子にしました。
刷毛のつかい方が変かも…(・_・;)

あら、なんだか良い感じ(〃∇〃)♪

地紋の凸部分が濃くなって良いかも~ドキドキ


先日ある展示会で、牛首紬の加藤改石の後染めは「しけ引き」が良いと勧められました。
玉繭の節の部分が刷毛に引っかかって濃く浮き上がるのが模様としていいのだそう。
牛首紬の後染め、今ひとつ気に入るものがないので、いつか小林染工房で染めていただきたいです。
妄想がドンドン膨らみますね:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


体験者14名、それぞれが個性的なものを染めました。

直線は難しいと知って斜めを選ぶ人が増えました

こんな曲線も素敵♪

着付けたときに帯あげが見える位置を測って色分けする人

サッと一筆書きの人も


小林染工房で染め体験をすると、弟子証明書がいただけます♪
刷毛が染められた丹後ちりめんでできています。

~証明書授与式~ ♪チャ~ラ~ラ、チャ~ラ、チャラララチャンチャンチャン♪

生地はこれから蒸しと水元の工程を経て、送っていただけるのだそうです。
楽しみ~ヾ(@°▽°@)ノ


この日の宿もお手配いただき、夜は宿で丹後の職人さんとの懇親会でした♪
染織文化講座の丹後産地研修でお会いする方々もいらっしゃいました。それはまた後日。
網野の隠れ宿、守源さん。お料理美味しかった~ヽ(゚◇゚ )ノ

繭先染めずり出し紬作家の登喜蔵の佐橘時男さんとカメラ
古代織産地連絡会とも密接な方みたいですね♪ 糸オタク仲間(・_・;)
色んなお話をお聞きできて楽しかったです。



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