美しいキモノ「次世代へつなぐ 染めと織り」の取材

「川越唐桟手織りの会」が活動されている川越市立博物館へサーチ


唐桟とは、江戸時代から南蛮船で輸入された縞の織物のこと。
インドのセント•トーマス島からもたらされたことから、サントメ縞といわれ、
唐渡りの唐サントメから唐桟となったといわれています。
※オランダ船によってもたらされましたが、当時は舶来ものは唐ものといいます。
細い木綿糸で織られる唐桟は江戸時代は庶民の手に届くものではなく、とても高級品でしたが、
欧米での産業革命によって細い木綿糸がつくられ、開国後は日本に安価の細い木綿糸が
輸入されるようになり、それに目をつけた川越商人によって川越唐桟が織られるようになりました。
川唐といわれ親しまれたのだそう。

その後、一時期途絶えてしまいますが、現在は川越唐桟手織りの会によって織られています。
皆さま和気藹々と作業されていらっしゃいました~♪


川越唐桟の特徴は細い木綿糸を引き揃えた双糸で織りだされる縞模様。
極めて細い双糸をつかうことによって絹のような柔らかな風合いをもっています。
経糸の数は2000本あるのだそう。


和棉の手紡ぎ糸は緯糸にしかつかわれませんが(現在流通の川越唐桟のきもの着尺では
つかわていない)、棉栽培から糸づくりまで取り組まれているのだそうです。

短毛種の和棉の種です。
こちらをいただいたので育ててみたいと思います(^-^)/


唐仁原先生と須藤先生とカメラ
ありがとうございました~m(_ _ )m


東京手描き友禅の畠本祥園先生の友禅挿し


江戸紅型の麻生工房の型付け


関東近郊の染織は驚くほどバリエーションに富んでいます。
詳しくは、美しいキモノ夏号(5月20日発売)をお楽しみに~♪

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