茶飯釜(ちゃはんがま)の茶事へ。

茶事ですので一つ紋付の色無地です。

数奇屋袋と懐紙入れは龍村美術織物、古帛紗は北村徳斎、茶巾入れは嘉門工藝


寄り付きにて、さくら湯。
ここですでに気持ちが高揚~♪

麗らかな春の日桜


茶飯釜の茶事は、ひとつの釜でご飯を炊きお湯を沸かしてお茶をいただきます。

茶飯釜には「飯来飢」そして「渇来茶」と鋳込まれています。
お腹がすいたらご飯を食べにいらしてください、喉が渇いたらお茶を飲みにいらしてください。


炭点前。
釣り釜なので五徳はありません。炭はいつもよりたくさんつかいます。

釜にお米がサラサラと入りました。

火ふき竹で、フーフーと火を起こします。


折敷には向付と飯椀の蓋と汁碗の蓋。
ご飯が炊けるまで、向付をいただきながらまずは一献。

そして、椀もの。

釜から沸々と湯気が…。湯気がでてこなくなったら炊きあがり。

釜を下ろして、汁を火にかけます。

ご飯、吃驚するぐらい、美味しく炊けていました\(゜□゜)/

ご飯とお汁

焼き物、煮物は御重に入ってきました。お花見の趣向かな~♪

鳥団子、筍、こごみ、豆腐田楽

汁がよそわれた後、下げられた釜が洗われて戻ってきました。

焚きあわせは、菜の花とウド、そして青柳

海のものと山のものの八寸
茶事でいただくお酒はどうしてこんなに美味しいのでしょう(〃∇〃)ドキドキ


主菓子をいただきます。

黄身餡が美味でした~♪


再び席入り

茶飯釜の向きが変わっていたことがわかります。

濃茶につづいてお薄を

干菓子が箪笥に入っていて可愛い~♪


亭主側は、道具を整え、懐石を用意し、花を生け、庭に水を撒き、お茶とお菓子に心を配り…。
客は、その心を知り、茶を楽しむ。
何と贅沢な時間なのでしょう。生活に取り込まれていたら素晴らしい~♪

春の息吹をいただいた、素晴らしい茶事でした。
ありがとうございましたm(_ _ )m

明日は茶飯釜の茶事の裏方のお手伝いですσ(^_^;)


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