山種美術館にて開催中(~4月12日まで)の
「花と鳥の万華鏡 ~春草•御舟の花、栖鳳•松篁の鳥~」へサーチ

「花鳥風月」という言葉がありますが、四季折々の美しい日本の景色には
花と鳥が共に描かれることが多いです。
季節を彩る花、そこに鳥が描かれることによってさらに空気も伝わってくるような…。

そう、私が数多くある意匠の中で鳥を好むのは、この空気感なのです。

「花鳥図」岸連山 ◇ 山種美術館蔵


岸連山は岸駒(がんく)の孫娘と結婚し岸派の後継者となった江戸末期の日本画家。
そして岸連山の娘婿は岸竹堂です。

「友禅の祖といわれる宮崎友禅斎の出世譚は岸駒に酷似している、このことが
明治期の友禅ブームつくりだした背景にある」

と染織研究家の丸山伸彦先生はおっしゃっています。

江戸時代、友禅の下絵は画工といわれる職人の手によって描かれていました。
明治になり西欧化が進む中で京都画壇の日本画家を画工の顧問として迎え、
友禅の下絵を描かせたのが、千總12代目の西村總左衛門です。

有名なのは岸竹堂と今尾景年、そして竹内栖鳳。
西村總左衛門は岸竹堂に日本画を習っていたといわれています。

こうした背景を知って鑑賞するとより楽しめます。
山種美術館はきもの割引もありますよ♪

松に丹頂鶴

薔薇と鸚鵡

水辺の白鷺

牡丹と孔雀


ふぅ~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

内覧会レポートつづきます(^-^)/

※展覧会場内での撮影及び「きものカンタービレ♪」への掲載は許可をいただいたものです。

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