蔵王へ / 2014年秋 米沢染織巡りの旅 その12 のつづき

蔵王からさらに野を超え山を超え…。
そこは観光地からも遠く離れた人里離れたところにありました。
下には渓流が流れています。

山奥に突如として現れたおとぎの国のようです\(゜□゜)/

この扉の向こうには…


魔法使いが住んでいらっしゃいましたヾ(@°▽°@)ノ 

染色家の山本由季先生です。
秋田犬ブログからメッセージをいただいたことがあり、存じ上げていたのですが、
染色家の山本由季先生だと知ったのはじつは最近のことでした。


山本先生の作品をある呉服屋さんではじめて肉眼で見た時、つくり手の世界観が
全面にバーンと押し出されたその作品にとても衝撃を受けました。
(あの龍は特にそうだったのかもしれない)

工芸は卓越した職人の技によるものですが、こちらは作家の内面が表現されたまさに芸術。
技法にこだわらないことで広く創作への想いを作品に打ちだされています。

おとぎの国で出会った山本由季ワールド、可愛すぎます(〃∇〃)ラブラブ




この帯は贅沢に両面たっぷり華やかに描かれているもの。

この帯の色目、コックリとした地色に真っ赤な花がいい♪ きものもいいな。

ウサギと栗、菊が描かれた透け感のある帯。赤×黒に白が効いてるのが好み♪
やさしげな色をおススメされますが、私的にはコントラストが強いものに魅かれちゃうのです。


作家のエネルギーが溢れんばかりの作品となった帯、纏って受けとめたいですね♪


天井には作品が貼り巡らされ、まさに山本ワールド。
法隆寺の夢殿のようです。ここで瞑想してみたい。
入った瞬間にノックアウトされて、写真を撮らせてください!っと中々切り出せませんでした(+_+)

ギャラリーは川の上に建っていて緑豊かな自然光が全面のガラスから降り注ぎます。


こだわりは、エントランスの敷石にも。
ひとつひとつ、山本先生が詰めたのだそうです。

天井には花を背負った象


ワガママをいって、工房も見学させていだきました。
ありがとうございます♪
ここでさらに…、ノックアウトどころか、撃沈するぐらい驚きました((((((ノ゚⊿゚)ノ

工房まるごとが作品と化している( ̄□ ̄;)!!

そして、作業中の反物がたくさん…。スゴイです。

山本先生お一人でされているとのこと。
やっぱり魔法使いだ!


会いたかった秋田犬の子たちにも会えたヾ(@°▽°@)ノ

あなたに会いたかったのよ~♪

マリちゃん。

また会えたら仲良くなれるかな…。


猫のおんちゃん。山本由季先生にソックリ!美猫ちゃんです。


訪れたときは萩が満開だったお庭も今は冬の様相でしょうか


山本由季先生、ありがとうございましたm(_ _ )m

これにて、米沢染織巡りの旅レポートは終了。
次は、しな布の産地へ庄内の旅のレポートです(^-^)/

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