美しいキモノ 2014年冬号 vol.250 の発売日です本

250号の記念号だからでしょうか、まだチラッと目を通しただけですが、
読み応えがありそうな特集が盛りだくさん。

●染織の深奥は三都友禅
友禅の成り立ちから技法、変遷、ブランドとしての友禅など。
これを読めば「そもそも友禅とは何なのか?」がすんなりと理解できそうです。

友禅の工程でつかわれる青花についても興味深い。

●結城紬
高島礼子さんが訪れる結城の旅、工程、着こなし。寒くなると結城が着たくなります。

●帯〆
帯〆の歴史、コーディネイト、種類、つくり手など。
美しいキモノではあまり登場しなかった道明が大きくクローズアップされています。
帯〆の設計図ともいえる「綾書」について全く触れられていないのですが、
あれは伊賀組紐特有のものだったのかな…。

●宝の絹と題された日本の絹の道の特集は、
富岡製糸場はじめ岡谷蚕糸会館、片倉工業について。
岡谷の製糸家についてとても深く書かれていて勉強になります。

●八寸&九寸なごや帯
なごや帯派の私には嬉しい!
こういった特集がされるということは、日常きもの派が増えてきたのかな。

●きものや帯のプレゼント
豪華です!
楽譜と楽器の描かれた帯とっても欲しい~。HANWAYの傘もありました。


●きものカンタービレ誌上連載
きもの愛好家のきもの知識欲のお話。
時々「きものについてそんなに勉強してどうするのか?」と聞かれるのですが、
きものが好きだからに他なりません。
好きだから、高額商品でも買い物するのですし、見る眼を養いたいと考えるのは
むしろ普通のことだと思います。
何よりも好きなことについては知りたいもの、学ぶことが楽しいのです。
今は様々な情報が手に入るようになりましたが、私たち消費者にとって、
本当に必要な情報が入ってきているとも限りません。
広告戦略といってしまえばそれまでですが、本質ではない、誰かにとって
ただ都合のいい情報に踊らされることのないように、大切なものをしっかりと
見極める眼を持つようにしたいものです。


朝香沙都子の美しいキモノでの連載は5年目を迎えることになりました。
次号からは新たな形でお届けすることになりそうです。
ご期待ください♪

amazonからの購入はこちら矢印

美しいキモノ 2014年冬号


【11月19日の装い】東京◇晴れ(湿度29%、乾燥注意)/最低気温10℃ 最高気温16℃

志ま亀の菊唐草文様の小紋に菊文様の貝の染め帯をコーディネート

扇文様の総絞りの羽織、昭和テイスト満載です

帯あげと羽織紐は龍工房、帯〆は志ま亀

バッグはジャマン•ピュエッシュ、ぞうりは神田胡蝶



「きものカンタービレ♪」のFacebookページ矢印