NHK文化センター×美しいキモノのコラボ講座
長崎巌先生の「絞りの歴史」のお話φ(.. )

かつて身分制度があった頃は、身分の違いによって着用できる素材が決められていました。
繊維と技が結びついて生まれた絞りは、絹を纏うことが許されなかった庶民の衣生活と
つながっています。
いわゆる布といわれた、樹皮繊維、麻、そして木綿の文様づけは防染によるもの。
型染めは紋織物の代用から生まれたという話が以前にもありましたが、→こちら☆
簡単な道具と材料でできる絞りは、最も古い模様染めであり、
平安時代以降、上流階級である公家の染織品では用いられることがありませんでした。
公家が纏ったのは絹の紋織物の装束。
庶民から成り上がった武士、江戸時代経済的に裕福であった町人の間で、高度な技の
絞りのきものがつかわれるようになったというのがポイントですひらめき電球

現代においても「礼装に絞りのきものは向かない」といわれるのは、こういった時代背景が
あるからかもしれません。

絞りがテーマですので、絞りのきものでコーディネートしてみました♪
長崎巌先生とカメラ


【10月28日の装い】東京◇晴れ(湿度28%、快適~♪) / 最低気温14℃ 最高気温20℃

草紫堂の松葉文様の紫根染の絞りのきものに鳴子と稲穂に雀の帯をコーディネート

麻の葉文様の刺繍の日傘は遊中川×前原光栄商店

籠バッグは竹に雀の古布のデコパージュ


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「型紙の美 ~朝田家型紙コレクション~」(~11月16日まで) 石神井公園ふるさと文化館
後期展示がはじまっています。 前期の様子はこちら☆

宮津城主の本庄家の定紋の麻の裃

子供用となっていましたが、身幅と袖丈からすると、つくりなおしたもの?

裾部分にだけ文様が…。松竹梅紋地に几帳に桜の文様の小袖。


石神井公園ふるさと文化館の中にある、饂飩屋さんは美味しいらしいです(^_-)☆

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