残暑厳しい夏ですね…あせる
諏訪、岡谷の旅レポートのつづきです。
岡谷蚕糸博物館と近代化産業遺産群巡りレポートは、金沢の旅レポートの後にUPします。

人口5万人の街が50万人の人で溢れる諏訪湖花火大会の翌日、その会場とは対岸となる
岡谷の街の天竜川の釜口水門付近で、灯籠流しが行なわれ、2000発の花火があがります。

灯籠流しとは、お盆に帰ってきた死者の魂を現世からあの世に送り出す行事のひとつ。
京都の大文字が山の送り火、こちらは湖の送り火です。

日が落ちると諏訪湖の湖畔に、船から灯篭がひとつづつ落とされていきます。

供養の読経が朗々と響く中を灯篭が流れ、とても風情があるのです。


そして、灯篭が流れていく中打上げられる花火打ち上げ花火

諏訪湖花火大会と比べると小さな花火ですが、視界を遮るものがなく目の前で
打上げられる花火は良いものです♪

今年は岡谷蚕糸博物館の開館を記念して、シルクをテーマにした花火が打上げられました。

かつては糸の都といわれ、世界に知れ渡った岡谷の街。
富岡製糸場の世界遺産登録で、日本の近代化産業遺跡に注目が集まっています。
岡谷の街に点在する近代化産業遺跡、そして何より今も動いている製糸場を見ることが
できる、岡谷蚕糸博物館の中の宮坂製糸場の動態展示。
岡谷は再び、絹の街として脚光を浴びるかもしれません(-_☆)

空から諏訪湖に落ちていく花火の糸が大迫力!


灯篭は下流の天竜川水門付近に集まってきます。

湖面に漂う光の帯のようですね。

この諏訪湖の灯篭流しは1951年(昭和26年)からつづいています。
風情ある日本の夏の行事。きものと共にこれからも伝承していきたいものです。



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