「涼しそうに着ていらっしゃいますが暑くないのですか…?」とよく聞かれますが、正直に申しあげれば、暑いです…(・_・;)
ですが、暑いのは洋装でも同じだと思います。
●日常のきもの下着は、木綿の晒し+ユニクロのメンズステテコ
上半身は補正を兼ねて晒しでグルグル、下半身はステテコというスタイルに長襦袢を着ています。
肩こり症の私はできるだけ、肩の辺りはスッキリさせたいので、肌襦袢も着ません。
「丁か半か!」の博打打ちの姉さんスタイルといったわおわかりになるでしょうか…?
菊五郎丈の奥さまである富司純子さんの当たり役であったような…と調べてみたら、
「緋牡丹博徒」という任侠映画の人気シリーズでした。検索してみてください。
そして<晒し+ステテコスタイル>は姉さんというよりも、博徒の男性そのもの( ̄□ ̄;)!!
ゆえに色気も女性らしさも欠片もございませんので、ご了承くださいませ。
晒しとは巾34cm×長さ10mぐらいの薄地の木綿の布。
1反(約10m)を3等分してつかいます。左胸のあたりから脇に挟みつつグルグルと巻きます。
私は背中が凹んでいて胸があるので、汗取りを兼ねて背中にはタオルか麻布巾を入れて
寸胴体型になるように調整します。ちなみに冬場は圧力包帯をつかっています。
「晒しはどこに売っていますか?」というご質問もいただきました。
Amazonからも購入できます。(何種類かありました)
晒(さらし)・長さ10m・日本製/1反/特上規格の綿100%の晒
ユニクロのエアリズムの男性用ステテコは足さばきが良く快適。おススメです
ウエストはさすがに大きいのでちょこっと縫い止めるとよいです。
●きものを着る前にサウナで汗を流す
●下着類は冷蔵庫で冷やす+シャツクールをつかう
下着類は冷蔵庫に入れて冷やしておきます。主成分のI-メントールが汗を伝って冷たさを感じさせるというスプレーを下着や長襦袢にスプレー。汗ばむとヒンヤリ~してきます。冷感の持続性は2時間弱ぐらいでしょうか。
●着つけするときは、部屋をガンガンに冷やす、時間に余裕を持って焦らない
●ポケットタイプのタオルハンカチに保冷剤を入れて持ち歩く
保冷剤はビニールコーティングのものよりも不織布のようなもので包まれたもののほうが、水滴がつかず便利です。実は背中や脇に入れていることもあります。
●ひんやり日焼け止めをつかう
最近は色んなものが開発されていますが、こちらも優れもの。
泡状の日焼け止めですがメントールが入っています。
着物用のものとなると、ちょっとしたものも高価格帯になって売られてしまう傾向があるような…。
着物を身近なものとするには、日常的につかわれているものを上手く取り入れる工夫も大切です。
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