販売会と資料館 at 本場奄美大島紬協同組合 / 奄美大島&鹿児島の旅 その7 のつづき

奄美大島の自然と文化を学ぶテーマパーク、奄美パークへ目

奄美大島の文化を手繰る、奄美の郷。

日に焼けて色が退色したままの奄美大島紬が展示されていました汗
秋名バラ、龍郷柄、どちらも絣の真骨頂!なのに…、ひどすぎるY(>_<、)Y
リメイクやこういった展示が、大島紬を古びた感じに連想させてしまう気がします。

海の道。珊瑚礁の水槽の上をきもので歩けます。

シマの道。後ろで少女が倒れ込んでます(^_^;)

昔、奄美大島では糸芭蕉から糸を紡いだバシャギン(芭蕉衣)が織られていました。
隣に立てかけてあるのは、苧倒しした芭蕉の樹。

苧績みし糸にしていくのは、琉球の芭蕉布と同じ。

ガス綿糸で括りつくられた絣筵も展示されています。

蘇鉄の実を加工している人と見ている山羊。

森の道。奄美大島には瑠璃懸巣(ルリカケス)が生息しています。見れなくて残念。
大島紬にあわせるルリカケスの描かれた帯が欲しい(-_☆)←ヤンバルクイナの次


パーク内にある田中一村美術館へサーチ

田中一村は50歳で奄美大島に渡り、大島紬の摺り込みの染色工をしながら
奄美の自然を描いた画家です。
生前は知られることがなかったそうですが、1985年にNHK「日曜美術館」で紹介され
全国区で知られることとなります。

一村の作品は、琳派風のものもあれば、西洋画のようなものもありました。
モチーフは奄美でも、作風は色んな作家の影響を受けてるな~という印象。


パークの中は奄美の植物が花盛り

蘇鉄と鉄砲百合。

奄美には蘇鉄の群生地があるそうです。いってみた~い。

珊瑚紫豆(サンゴシトウ)の花

アメリカディゴの花と糸芭蕉


高さ20mの展望台へ目  
展望台から見えているドーム型の建物が、奄美の郷です。

奄美2日目は朝から大雨、午後には雨はやみましたが、空はどんより。
エメラルドブルーの海がみられず残念!


次は鹿児島に向かいます。日本きもの学会産地研修旅行はここまでです。

産地研修旅行の1日目、奄美大島の地元新聞社2社が取材で同行されていて
奄美新聞と南海日日新聞新聞 の朝刊に掲載されました。

朝、宿泊先のホテルのフロントやレストランの方が教えてくださいました。
地元の方への影響力は絶大だったようで、昼食の食堂や空港でも、
「新聞に載っていらした方々ですよね?」とお声掛けされることに…。
雨の中、きものを着ている人というのは目立ったようです(・_・;)
その後も、奄美の方から「きものカンタービレ♪」みました!っと、メールをいただいたり、
facebookページをフォローしていただいたりと、あらたな出会いもありました。

大島紬でつかわれる糊は、海藻のいぎす。味噌漬けにしていただくと美味しいのだそう。
奄美空港で売っています。


さて、鹿児島の旅はどんなかしら~(*^▽^*)


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