日本きもの学会産地研修旅行 奄美大島篇です。
理事長のお話と製品検査室 at 本場奄美大島紬協同組合 / 奄美大島&鹿児島の旅 その4  のつづき

産地への工房見学は、できるだけ産地のものを着ていって、きものの里帰りをするようにしています。
本場大島紬には、奄美大島、鹿児島、都城とありますが、本場奄美大島紬といえば、やはり泥染め。
なので、夜のレセプションは、泥大島紬に着替えました。

これぞ本場奄美大島紬ビックリマーク
本当は牡丹模様の絣の泥大島を着るはずが、母が送ってきてくれたのは椿(^_^;)
少し季節外れですが、椿は開花時季が長いので良しとしました。
軽くて旅行には便利な西村織物の格子の博多帯をコーディネート。


帯あげと帯〆の色は初夏の陽気に暑苦しくならないように、奄美大島の珊瑚礁
の海を意識して、明るいマリンブルー系であわせました。


交流レセプションを取り仕切ってくださった、奄美大島紬婦人会の方。
龍郷柄の片身替わりがカッコイイビックリマーク

本場奄美大島紬協同組合の山田伸一郎理事長とカメラ
奄美大島紬の現状と産地問屋、奄美大島紬を扱う呉服屋さんの成り立ちと背景、分業制の
これから、今の組合と生産者のアレコレなど、色々お聞きしました。
大島紬の生産単数の激減の現状…。
奄美大島には今行っておかないとっと、清田先生がおっしゃっていたこともよくわかりました。
懇親会で理事長と事務局長の山田さんとじっくりお話ができたことは、私にとってはとっても
幸運なことでした。腑に落ちたこともいくつかあってスッキリ。

奄美市商工観光部紬観光課課長 島名亨さん。
大島紬が奄美大島の大事な産業である証なのでしょう。紬観光課という部署があります。
私たちは大島紬を「大島」といいますが、奄美の方は「紬」とおっしゃいます。
なので会話が、奄美の方が「いい紬ですね~」というと、学会の人が「いえ、大島です」
と答えて、怪訝そうな顔をされるという場面があちらこちらでありました(^_^;)


日本きもの学会会長の高橋裕子先生
裕子先生は、医師でありきもの愛好家としての立場から、きものは本当に苦しいのか?
健康に良いのか?を検証し発表されています。


今回の研修旅行では、懇親会ではできるだけ大島紬を着てくるようにと事前通達がありました。
さすが、日本きもの学会。参加者全員が大島紬でしたビックリマーク
梅雨入り宣言直前の奄美大島。袷のものを胴抜きに仕立て替えたり、夏大島だったり、色々
ですが、全員が大島紬だったのは素晴らしい~ヾ(@°▽°@)ノ

奄美大島の郷土料理と黒糖焼酎でのおもてなし♪


婦人会の方による大島紬のファッションショーもありました目

婦人会の方々は織元の奥さまが中心。
抽選による手づくりのプレゼントもあり、至れり尽くせりつくせりの
おもてなしをしていただきました。ありがとうございましたm(_ _ )m

で、私たち学会の人間もひとりづつステージにあがることになり…汗
日常きもの派の私はこういったことは苦手なんですが、皆さまの大島紬を
じっくり見ることができたのは嬉しかったです目


そして最後は踊って〆

喜如嘉でもそうでしたが、南国の宴会は最後は歌って踊ってです♪

大島紬で踊る人々を見てるだけで楽しい~。

と、壁際に貼り付いていたら、真ん中に押し出されました(^_^;)


総勢80名ぐらいでしたでしょうか。ザ•大島紬というのは壮観ですね。


夜は久々にお会いした?、きもの学会の皆さまとおしゃべり~。
奄美の方に飲みに誘っていただいたのですが、次の日の見学のために余力を残しました。
工房見学、つぎはいよいよ織りの工程です(^-^)/

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