「ぬぬぬパナパナのぬぬ」東京展、が終了いたしました。
たくさんの方々にご来場いただきました。ありがとうございます。

今回は東京ではじめてのレクチャーの講師をさせていただき、会期中はお手伝いも
させていただきました。美しい布に囲まれ作家さんのお話も聞け楽しい日々でございました♪

そして最終日は何と!平山ふさえ先生の芭蕉布を着させていただきました~ヾ(@°▽°@)ノ
前日に平山先生がお召しになられていた、芭蕉布のきものをお借りいたしました。
平山先生は今の時代にもあう芭蕉布!をつくる作家さんです。

「どうでしょう~(^∇^)?」の図

細くて背の高いサイズのきものですが、何とか着ることができました。

縞文様は苦手なのですが、これは我ながら良いかも~合格
ポイントは、この縞のデザインです。
よーく見ると、1本1本の線の幅や間隔は計算し尽くされたもので、単調ではありません。

こちらのスタッフの帯も平山ふさえの作品。
絣の大きさと配置で伝統的な民芸調でなくモダンなものにしています。

こちらの花織の格子文様の芭蕉布も平山ふさえの作品。
芭蕉布の花織というのも珍しいけれど、赤×紺の格子というのは他でみたことがありません。
名残惜しんでみている図。

せめて小物でも…っと思っていたら、こちらの巾着とバッグも完売。
大阪展では別のものがあるそうで…、争奪戦かも。


芭蕉布の着心地は、生地がヒンヤリと冷たい。
そして身体には沿わず風が抜けていく感じ。
蝉の羽衣と称されますが、この日は嬉しくて飛べそうな気がしました♪ ←脱走したかった

帯あげは絽ちりめんの絞り、帯〆は白地に緑の丸でスッキリと。

帯は「ぬぬパナを着てみよう」で大人気だった、べにきちの「木立」麻の帯です。


着始めの時は涼しく壮快だったのですが、歩き回っているうちにやはり汗はかきました。
この日の夜は大雨、日中は湿度が高くてムシムシ(-"-;;あせる
そして、シワは避けられません。
このシワを味があると思って着こなしての芭蕉布だと思います。
脱いだときは、あまりのシワの多さにどうしようかと思ったのですが(汗
衣紋掛けにかけているうち自然とシワは少なくなっていきました。もどる力が強いのかな…?

「芭蕉布を着て過ごす」という貴重な体験をさせていただきました。
この感覚を忘れないようにしたいと思います。
平山ふさえ先生、ありがとうございました。


※きものカンタービレ♪のfacebookページでは、「ぬぬパナを着てみよう」の
ワークショップを体験されたお客様の着用姿をリアルタイムでUPさせていただいております。


「ぬぬぬパナパナ」は次は大阪です。(6月4日~9日まで 阪急うめだ本店にて)

5日はキモノ文化講座「素材の話 ~苧麻•芭蕉•棉•羊毛~」
つくり手によるそれぞれの素材と工程のお話。
その聞き手役を着付師の西岡万紀さんとご一緒にさせていただきます。
※満席となりました。ありがとうございます。

深い深い藍色…、魅力的ですドキドキ 龍神村の菅野あゆみの作品

経糸ラミー緯糸手績みの苧麻の八重山上布、上原久美の作品

格子文様の多良間の芭蕉布。西筋ヒデの作品です。

いつかはこんな自然布を着こなしてみたいなあ~。


美しい布に囲まれた、4日間。
とっても幸せでございました:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

【5月26日】東京◇湿度が高くてジットリ。夜は大雨でした。/最低気温19℃ 最高気温25℃

琉球壁上布にれえすの花の紫陽花の刺繍帯をコーディネート


5月はまだ夏物は早いのですが、汗だくで単衣を着るよりも快適で過ごしやすいです。
365日日常生活をきもので過ごしているものとしては、日常着として夏物をフライングで着ても
良いと思っています。暑くてきものを着ることを断念してしまうほうが、もったいない。
周りの人の目線にあわせて無理するよりも、天気と場所にあわせましょう。
人生は長いようであっという間です。きものを箪笥の肥やしになさいませんように。


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