日本橋三越の特撰呉服売り場に立ち寄ると、日本工芸展でよくお会いする稲木久先生の
展示会が開催中でした。(~4月8日まで) ※会期終了してます。ごめんなさい!

赤富士が描かれた黒留袖。こんな大胆な意匠も手がけられるとはビックリ\(゜□゜)/

稲木先生は東京手描き友禅作家。分業ではなくデザインから蒸しまで一貫性です。
蒸しの工程までされる作家さんは少ないですが、ご自分で蒸し場をつくったそう。
趣味のバイクの組み立てまでご自身でやられるそうで、色んなことにチャレンジする
ことが面白いとおっしゃっていました。

作品は真糊をつかった糸目と独自のたたき糊をつかって描かれた友禅が多い
印象ですが、さまざまな技法を取り入れていらっしゃいます。

たたき糊をつかったもの。日常みられるとある風景(水たまり)からインスピレーション
され描かれたものだそうですが、とってもモダン。

ところどころに絞りが入っています。絞りのところが降る雪のように立体的にも感じられる作品。

糊の割れをつかって描いた七宝文様。糊は糸目としてつかうだけでなく、ひいて乾いてできる
糊割れも意匠としてつかう、など真糊の面白さを探求した作品づくりをしていらっしゃいます。

4月16日から、日本工芸会の先生方の作品が見られる東日本伝統工芸展がはじまります!
楽しみです~♪


この春は、ご案内いただいていた展示会のほとんどにいくことができませんでした…(ノ_・。)
体調不良でバタンキューの時が多かったのです。動いているかバタンキューか汗
新田美恵子並の特異体質かもしれない。←ここはグリーンウッド
これに懲りずにまたご案内いただけましたら幸いです。


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