天皇陛下の傘寿のお祝いを記念して、皇居の乾通りが一般公開されました。


乾通りは皇居南側の坂下門から北側の乾門までの約750mの並木道です。
桜の時季の一般公開は今回がはじめてとのこと。

坂下門前から入れるとのことだったのですが、大~きく迂回して二重橋のほうから
回ってくださいとのこと…(゚_゚i)

皇居正門(江戸城西の丸大手門)と正門石橋。

皇居正門鉄橋。通称は二重橋。江戸時代は二重構造の木造の橋だったことが由来。


「坂下門まで2時間待ちです」とのアナウンスがありましたが、門まで1時間半待ちといった
ところでしょうか。燦々と降り注ぐ陽射しと照り返しでグッタリしつつも、周りの方と
お話しているうちに、門手前まで辿り着きました。

坂下門に入る前に、手荷物検査とボディチェックがあります。
大渋滞の要因のひとつはこれですね(・_・;)

入門は15時までとなっていたのですが、予想以上の人だったようで、列の最後尾は
13時半頃に閉め切られました。私はギリギリセーフ。この日の殿(しんがり)となりました。

待っている間も、桜を見ることができます。皇居は人が多くても清々しいところです。


坂下門です。右奥に見えるのは宮内庁庁舎。

1862年(文久2年)老中安藤信正の暗殺未遂があった坂下門外の変。
信正は坂下門に逃げ込んで一命を取り留めたといわれています。

門をくぐると宮内庁庁舎があります。


大手町のビル群と富士見櫓。常緑樹の松に散りはじめの桜桜

宮殿につづく道も桜が満開桜

富士見多聞と桜桜*

石塀に白壁、桜があいます。いいですね:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

雨上がりの青空に咲く、さまざまな桜の映えることさくら。

大勢の警察官の方がいらっしゃいますが、連行されているわけじゃありません(^_^;)

道灌堀に咲く桜の樹が見事でした桜
皇居の桜の美は、非対称の日本らしい美です。これが素晴らしいビックリマーク

桜吹雪です桜

夕方には突風、竜巻注意報が発令されました。桜散ってしまうかしら…。

江戸城の名残がそこかしこに。

入門までは大混雑ですが、一方通行で道幅も広く開放感があります。

皇居内堀の内側から桜を観賞できる貴重な機会です目


乾門からの退門でなく、天守台から平川門へ抜ける道も選択できます。

私は通常は通れない乾門をくぐりました。

門をでると、北の丸公園。桜の名所の千鳥ヶ淵もすぐそこですさくら。

乾門が閉じられるとこんな感じ。


乾通りの途中にはお手洗いと水飲み場があります。←大混雑です
手荷物検査があるので、荷物は少なめがいいでしょう。
ボディチェックはきものでも特に問題はありません。
皇居内は陽射しを遮るような建物がありません。私は予定外の行動だったので、
無防備で来てしまったのですが、日焼け対策はされたほうがいいと思います。

春季一般公開は事前申込みは不用です。
4月4日~8日。10時~16時(入門は15時までですが早めに閉め切られる可能性大)

桜の名所はたくさんありますが、天皇陛下が国民に楽しんでほしいと願って実現した
皇居の一般公開。日本の春を堪能できる素晴らしい時でした。感謝いたします。


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