琉球かすり会館へ / 琉球染織巡りの旅 その13 のつづきです(^-^)/

琉球かすり会館からほど近いところにある、拓也さんのご実家の大城廣四郎織物工房へサーチ
工房の外壁は琉球絣の意匠。民芸調というよりエキゾチックモダン!


工房に入るとすぐ左では絣括りの職人さんが作業中でした。
琉球絣の絣模様になる部分を木綿糸で括る「手結」の工程です。
手結で括られた絣は織りながら糸をずらし絣模様をつくっていきます。

捺染でつけられら絣の模様を木綿糸でひとつづつ括っていきます。

染料が入り込まないようにしっかりと括る力仕事なので男性がされるのだそう。
絣糸を解くのも絣括りの職人の仕事。


琉球藍の藍甕。藍の元気がなくなると泡盛や水飴をたすのだそう。
何だか美味しそうな気がして、舐めてみようかと思ったのですが、止められました(;^_^A


拓也さんのお父様である大城一夫先生が糸を染めていらっしゃるところでした。

琉球藍だけで染めるものもありますが、別の染料で染めてから染めたり変化をつけるとのこと。
琉球の植物染料である福木(フクギ)、紅露(グール)、車輪梅(テカチ)、や酸性染料も。

この日私が着ていた琉球絣は大城カメさん作のものではないかと教えていただきました。
母も私も証紙にこだわらないので、後々作者がわからなくなったものが多々ありますσ(^_^;)
琉球絣も花織もつくり手の方はだいたいわかるのだそうです。


2階には織機が並びリズミカルな音を立てて琉球絣や南風原花織が織られていました。

古典的な絣だけでなくモダンな意匠のものも。色づかいも芸術的です。

南風原花織です。美しい~。


大城一夫先生の奥さまとカメラ 


貴重な琉球の織物が飾られたお部屋も見せていただきました目

中には戦前のものも

幻の織物といわれている桐板(トンピャン)
竜舌蘭の繊維で織られているのでは?ということですが、着心地はどんな何でしょう…。

こちらは、芭蕉布の両面型染めのきもの。戦前のものです。


翌日には拓也さんの工房で故大城廣四郎氏の織ったものを見せていただいたのですが、
こちらは別記事でご紹介します(^-^)/
琉球染織巡りの旅レポート、まだまだつづきます~。

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