婦人画報の別冊として誕生した「美しいキモノ」は今年創刊60周年を迎えました。
それを記念しこの秋にはいくつか記念行事が開催されます。
五島美術館にて開催された「美しいキモノ60周年 記念展示」「光悦~桃山の古典~」
読者特別鑑賞会へ目
着物専門誌の草分けとして、きものをファッションとしてだけでなく日本の伝統文化
としてとらえ、つくり手と読者を繋ぎつづけてきた雑誌ならではの催しです。
きもの カンタービレ♪

左◇この秋に第11代美しいキモノ編集長となられた富川匡子編集長
右◇第10代編集長であり美しいキモノ エディトリアルスーパーバイザーの棚町敦子さん
きもの カンタービレ♪

婦人画報を創刊した国木田独歩は驚いているかもしれませんが、現在の婦人画報社は
外資系企業。アメリカ最大のメディア企業であるハーストコーポレーションの傘下と
なっています。社長はフランス人でありながら日本滞在歴が長く日本語をネイティブ
に話される、そんじょそこらの日本人よりも日本文化に造詣が深い方なのです。
ハースト婦人画報社社長のイブ•ブゴン氏とカメラ  きものの着こなしも素敵です!
きもの カンタービレ♪

左◇美しいキモノにて「茶の湯の愉しみ」を連載中でいらっしゃる裏千家の桂宗裕先生
右◇ギフトコンシェルジュの裏地桂子さん  久々にお話できて嬉しかったです~♪
きもの カンタービレ♪

会場は華やかな装いの読者の方々でいっぱいヽ(゚◇゚ )ノ ←これだけでも目の保養ドキドキ
鑑賞会は五島美術館学芸員の方による五島美術館の歴史と「光悦~桃山の古典~」の
作品解説がありました。
きもの カンタービレ♪

五島美術館は1960年(昭和35年)に開館。東急電鉄創業者の五島慶太によって創立。
美術に造詣の深かった五島慶太念願の美術館創立ですが、開館の翌年に五島慶太は
没してしまいます(ノ_・。)
現在は国宝5件、重要文化財50件を含む約5000件の美術品が収蔵されているのだそう。

今回の鑑賞会では日頃は非公開のお茶室も公開されました。
明治時代に建てられた「古経楼」
きもの カンタービレ♪
五島慶太は古写経を愛したことでも知られていますが、古経楼は五島慶太の雅号でもあります。
きもの カンタービレ♪

五島慶太が古材を集めてつくらせた「冨士見亭」
その名の通り高台にあるこちらからは富士山が見渡せ、五島慶太お気に入りの場所。
現在はマンションが建ち見えないそうですが東急開発によるマンションなので、
残念ながら文句も言えないのだそうσ(^_^;)
きもの カンタービレ♪
波ガラスの向こうに見る景色には味わいがあっていいものです。こちらは立礼席のお茶室。
きもの カンタービレ♪

広い庭園には石仏が点在し紅葉樹が多いのでしばらくすると紅葉の景観も楽しめますもみじ
きもの カンタービレ♪

ちなみに美しいきものの創刊60周年を祝って和本文様の準礼装にいたしました。
「美しいキモノ60周年 記念展示」「光悦~桃山の古典~」の鑑賞レポは別記事にて
ご紹介いたします(^-^)/

※写真は主催者の許可をいただき撮影していただいたものです。

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