早稲田大学大隈講堂にて行なわれた『きもの学•東京』の公開講座へメモ
※撮影及び「きものカンタービレ♪」の許可を主催者さまよりいただいております※
きもの カンタービレ♪
人形師の辻村寿三郎先生のお話と人形遣いをみせていただきました。
きもの カンタービレ♪
人形師である辻村寿三郎先生は人形の創作や上演だけでなく舞台や映画の衣裳デザイン
から美術まで幅広く活躍されています。
そして、きもののプロデュースでも有名。以前、商標問題でニュースとしても取りあげられた
のは記憶に新しいです。

今回はお話だけでなく、近松心中の梅川の人形遣いを実演してくださいました。
梅川の踊るタンゴ\(゜□゜)/
辻村先生の華麗なステップに、「タンゴを踊られるのですね」という質問があったのですが、
「人形の邪魔にならないような足取りで歩くとああなるの」というお答え。
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昭和初期の成人式は文金高島田。髪型、簪の挿し方も決まっているものだったけれど、
いい加減なものが多いかしら~、とちょっと辛口。
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1983年のギリシアのアテネでの「王女メディア」公演の衣裳。
当時文化大臣だった女優のメリナ・メルクーリが「もう一度この衣装を着てメディアを演じたい」
とおっしゃったのだとか。
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「桜姫東文章」の衣裳。桜は裏桜となっています。
刺繍の糸は漆塗りされているそうで、立体感がありました。
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人形に語らせるために衣裳を着せていく。そして人形の衣裳は唯一の人形の肌にならなけれ
ばならない。きもの(衣裳)はその時代と生き様を表している。
人形は5年でつくりなおすことになる。
不思議と衣裳は袖口から破れ歩いていなくとも花緒が切れる。

スポットライトを浴びている時の美しさ、時節の花が1年1年あったものを…。

寿三郎のきものに兎のデザインが多いのは、辻村先生の向かい干支が兎だからなのだそう。
自分にはないパワーを向かい干支はもっている。兎は福をもって飛んでくるというお話も。

大隈講堂の天井にうっとりしつつ… :*:・( ̄∀ ̄)・:*:
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どの分野でもきものに携わる一流の方々からお聞きするお話は興味深い(-_☆)
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講義の後は、リーガロイヤル早稲田のカフェラウンジにてお茶コーヒー
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そして、この後は丸の内の三菱一号館美術館へ。
10月5日より開催される「近代のままざし~印象派と世紀末美術~」内覧会サーチ
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ゆったりした空間に展示されたロートレック。
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※内覧会での撮影及び「きものカンタービレ♪」への掲載許可をいただいております※

別記事にてご紹介いたしますビックリマーク

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【10月3日の装い】東京◇(湿度が高くて蒸し蒸しあせ) 最低気温22℃ 最高気温29℃

衣替えも終わったので、着用ルールでいくならば袷のきものですが、臨機応変に私は
単衣のきものに帯、小物は袷仕様としております。

夜は雨が降るとの予報だったこともあって、西陣織の花織風格子のきものにれえすの花
の栗鼠の帯をコーディネート
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ちりめん色無地の帯あげは加藤萬、帯〆は龍工房
きもの カンタービレ♪
秋らしい団栗に栗鼠の刺繍の帯はお気に入りドキドキ
きもの カンタービレ♪

丸の内仲通りのハンギングバスケットとイルミネーションが美しいキラキラ
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美術展内覧会、染織文化講座、きもの展示会、etc…。
秋は予定がめじろ押しですメジロ

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