草木染め染織作家の甲木恵都子先生のお話
甲木先生が草木染め紬作家の道に入られたのは、宗廣力三氏の郡上紬に出会われてから。
周りの大反対を押し切って宗廣先生に弟子入りされたそうです。はじめは門前払いされ
てしまったそうですが、熱意で説得しつづけたのだそう。
現在、甲木工房は福岡県筑紫郡那珂川町にあります。東京生まれ東京育ちの先生が
福岡に工房を構えられたのは、水がきれいなこと、太陽の光が感じられること、そして植物が
豊かなことから。納得のいく場所を求めて福岡でも30箇所引っ越しされたのだとか。
今回は藍の生葉染めの実演をみせていただきました。
藍の葉は先生のご自宅で早朝に摘まれたものをクール宅急便で郵送。
今年の藍は暑さで今ひとつとのことですが、届きたての藍の香りはとても青々と清々しい。
藍の葉だけをボールに摘みます。できるだけキレイな葉のみを使用。
この作業は受講生の中の希望者でお手伝いしました。
時間があれば、藍の葉を揉んでつくるそうですが短時間のためミキサーにかけ砕きます。
晒しに入れて漉します。
藍発色材を入れ染液をつくります。染液は泡状になります。
そこに生地を投入。
布を何度もくぐらせます。
空気に触れさせるうちに美しい水色になっていきました。
水洗いをします。
受講生がいる会場からは見えないのですが、ビデオカメラで追い、美しいキモノ富澤副編集長に
よる実況中継がありました。
色とめ液(レジノール)につけます。15分ぐらい。
このような美しい色に染まりました。
このスカーフは受講生の希望者にプレゼントされます。そしてこれから採取される藍の種も
分けてくださるのだそうです。応募はこちらから。
染め終わった染液は色ができっているのでつかえないのだそうです。
この講座のために空輸されてきた貴重な藍の葉と発色剤を受講生にわけてくださいました。
その日のうちに染められた受講生の方の生地がこちら。
甲木先生は、植物の採取、染料つくり、糸染め、図案づくり、糊付け、織、砧打ち、仕上げと
の工程をすべてご自分でされます。そして同じものは二度とつくらないのだそう。
甲木先生の平家物語女人平家をテーマとする作品から「右京大夫」
薄紫色は蘇芳、黄色は栗と山桃で染められています。
植物と人の関わり、命の尊さを植物からいただいた命をその色を布に写し出す。
草木染めの極意と貴重な実演でした。
甲木先生が草木染め紬作家の道に入られたのは、宗廣力三氏の郡上紬に出会われてから。
周りの大反対を押し切って宗廣先生に弟子入りされたそうです。はじめは門前払いされ
てしまったそうですが、熱意で説得しつづけたのだそう。
現在、甲木工房は福岡県筑紫郡那珂川町にあります。東京生まれ東京育ちの先生が
福岡に工房を構えられたのは、水がきれいなこと、太陽の光が感じられること、そして植物が
豊かなことから。納得のいく場所を求めて福岡でも30箇所引っ越しされたのだとか。
今回は藍の生葉染めの実演をみせていただきました。
藍の葉は先生のご自宅で早朝に摘まれたものをクール宅急便で郵送。
今年の藍は暑さで今ひとつとのことですが、届きたての藍の香りはとても青々と清々しい。
藍の葉だけをボールに摘みます。できるだけキレイな葉のみを使用。
この作業は受講生の中の希望者でお手伝いしました。
時間があれば、藍の葉を揉んでつくるそうですが短時間のためミキサーにかけ砕きます。
晒しに入れて漉します。
藍発色材を入れ染液をつくります。染液は泡状になります。
そこに生地を投入。
布を何度もくぐらせます。
空気に触れさせるうちに美しい水色になっていきました。
水洗いをします。
受講生がいる会場からは見えないのですが、ビデオカメラで追い、美しいキモノ富澤副編集長に
よる実況中継がありました。
色とめ液(レジノール)につけます。15分ぐらい。
このような美しい色に染まりました。
このスカーフは受講生の希望者にプレゼントされます。そしてこれから採取される藍の種も
分けてくださるのだそうです。応募はこちらから。
染め終わった染液は色ができっているのでつかえないのだそうです。
この講座のために空輸されてきた貴重な藍の葉と発色剤を受講生にわけてくださいました。
その日のうちに染められた受講生の方の生地がこちら。
甲木先生は、植物の採取、染料つくり、糸染め、図案づくり、糊付け、織、砧打ち、仕上げと
の工程をすべてご自分でされます。そして同じものは二度とつくらないのだそう。
甲木先生の平家物語女人平家をテーマとする作品から「右京大夫」
薄紫色は蘇芳、黄色は栗と山桃で染められています。
植物と人の関わり、命の尊さを植物からいただいた命をその色を布に写し出す。
草木染めの極意と貴重な実演でした。