「ルーブル美術館展 ~地中海 四千年のものがたり~」(~9月23日まで)内覧会へサーチ
きもの カンタービレ♪
夏のバカンスといえば地中海の青い海イルカ ←私の勝手なイメージです
地中海まではいけませんが、時空を超えた四千年の地中海の旅を上野で体験いたしました。
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内覧会の前に学芸員の方による見どころ解説φ(.. )
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ルーブル美術館の中には8つにわかれた美術部門があります。
①古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術②古代エジプト③古代オリエント④イスラム美術
⑤絵画⑥美術工芸品⑦彫刻⑧素描・版画
全ての部門から出品されることはまずないことだそうで、この展覧会は本場ルーブルでも
見ることができない初のテーマとなっているのだそう。

古代エジプト文明、古代ギリシア文明、そしてローマ文明。地中海は西洋と東洋が交差する
交易地であり18~19世紀の芸術家にとって地中海旅行は憧れだったといいます。
グランドツアーです。18世紀のイギリスでは子弟の古典教養の習得の為にフランスからイタリア
そして地中海へと旅させたといいますが、ダイナミックな古代文明を見ることは真の国際人を
育てる上で大切なことだったのでしょう。家庭教師付きで地中海を旅する。憧れちゃいます恋の矢

グランドツアーの優雅さはありませんが、上野で出会うことができるのですからスゴイです。
こんな大きな像をどうやって運んだのだろう…(=◇=;)
「ローマ皇帝ルキウス・ウェルスの妻ルッキラの巨大な頭部」
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「水槽の床のモザイク」 奥にはローマ皇帝の彫像が…。
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ローマ将軍の英雄的な像:おそらくオクタウィアヌス(後のローマ皇帝アウグストゥス)
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そして、日本初公開となるルーブルの女神にも会えます(〃∇〃)ドキドキ
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アルテミス:通称ギャビーのディアナ
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衣の襞がとても大理石だとは思えません(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)
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18世紀にスコットランドの画家ギャラリー•ハミルトンが、ローマ近郊ギャビーで発掘したもの。
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発掘者した彫像と同じフロアに発掘者の絵があるのも面白い。
ハミルトン「トロイアの王子パリスに、スパルタのヘレネを引き合わせる愛の女神ヴィーナス」
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7世紀のフランスの聖人聖ジョスの骨を包んだ絹織物。現存する中で古い裂地。
「聖ジョスの経帷子」
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1900年頃のシリアの衣裳
ベドウィン首長の外衣「アバ」と女性用の寛衣
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同じテーマを違う作家による彫刻と絵画で並べて展示
どちらも妖艶さが満々の美女として表現されとても魅力的~恋の矢

クロード・ベルタン「エジプト最後の女王、クレオパトラの自殺」
ジョヴァンニ・ピエトロ・リッツォーリ「エジプト最後の女王、クレオパトラの自殺」
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こんなちっちゃな香油入れも素敵♪
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ナポレオンの命によって出版された「エジプト誌」
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時空を超えた地中海世界の旅、残暑最後のバカンスにいかがでしょう~。

※会場内での撮影及び「きものカンタービレ♪」への掲載許可を主催者よりいただいております。
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